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プロスポーツ選手と車

プロデビューから7戦目の国内史上最短記録で世界の頂点に立ったプロボクシングのWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(21=井岡)が、初防衛戦に向けて練習を開始したというニュースが西から伝えられてきました。

父親でトレーナー兼プロモーターの一法氏(43=井岡ジム・井岡弘樹会長の兄)によると、注目の初防衛戦は6月ごろを予定しており、相手は目下、同級1位のフアン・エルナンデス(メキシコ)陣営と交渉中とのことです。

実現すれば井岡にとって、いきなりの強敵となりますが、ミニマム級という最軽量クラス(リミット47・62キロ)の戦いに“一息”とか“小休止”はないのかもしれません。

ウエートを本来のライトフライ級に上げて2階級制覇を狙う青写真を描くなど、井岡の周辺は前途洋々といったところですが、ちょっぴり気になる出来ごともありました。国内最速王座奪取のご褒美(ほうび)に後援会関係者が高級外車の「ポルシェ」をプレゼントしようとしている考えです。

プロボクサーと車というと、どうしても伝説の名ボクサー・大場政夫さん(帝拳=享年23)を思い出してしまいます。1973年(昭和48年)1月2日、ダウンして足を捻挫するなど大苦戦の末にチャチャイ・チオノイ(タイ)を12回KOに下し、WBA世界フライ級王座の5度目の防衛に成功。それから約3週間後の1月25日、買ったばかりの愛車「シボレー・コルベット」を運転中、首都高速で反対車線に飛び出し、大型トラックに激突して急逝しました。

ステータス・シンボルとしての高級外車だが・・・

WBC世界フェザー級王者サルバドール・サンチェス(メキシコ)もしかり、です。9度の防衛に成功後、ポルシェの新車を手に入れて事故死。享年23の短い生涯は、大場さんの不幸と驚くほど似かよっていました。

野球選手を含めたプロスポーツ選手は概して車好きです。大事な人材を管理する側にとっては、事故を起こしてからでは取り返しがつかないと、できれば車など運転しないでほしい、といった心境でしょうが、こればかりはじっと見守るしかありません。

特に大場さんに代表される、ハングリーな状況から腕一本で世界の頂点に上り詰めたボクサーにとって、高級外車を持つことは成功の証、なのでしょう。サンチェスもまた、そうしたボクサーの一人だったといわれます。

帝拳ジム関係者は大場さんの車好きには反対だったそうですが、大場さんにとっては、たった一つの楽しみだった車をを取り上げるわけにはいかなかったそうです。

井岡の喜び、関係者の喜びに水を注すわけではありませんが、車での思いもかけない不慮の事故は、そこかしこで起こっていること、何が起きるか予測がつかないことを考えれば、大事な人材、ポルシェのプレゼントは一考を要することかもしれません。

外野席はただただ、気をつけて・・・としか、言えませんが。


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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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