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何とか浮上のきっかけをつかみたい

このところ米国から朗報が届けられません。

米男子プロゴルフツアーを転戦する松山英樹(27=LEXUS)です。

前週の「アーノルド・パーマー招待」(3月10日=日本時間同11日=最終日、米フロリダ州=ベイヒルクラブ)を終了した時点で最大目標である今季メジャー第1戦の「マスターズ」(4月10日開幕、米ジョージア州オーガスタ=オーガスタ・ナショナルGC)まで1カ月。徐々に調子を上げていかなければならない大事なときなのに・・・です。

後半“追い込み型”の松山ですが、売り物の爆発力が影を潜めてしまっています。「アーノルド・パーマー招待」では最終日、2バーディー、3ボギーの73と“らしさ”を欠き、通算2アンダーで33位。3ボギーの中には14番、60センチを「お先に」で外してしまう3パットのボギーが含まれ、どうにも歯車が噛み合わない状態が続いているようです。

ショットのほうはニュー・ドライバーの「テーラーメイドM5」を投入したとのことで「ちょっと戻ってきた感じがある」と好感触をつかみ始めているようですが、パットの不調が「あまりにも入らず打ち方もおかしくなった」とリズムを崩し、上位に浮上できない状況をつくってしまっているようです。

かつて中嶋常幸が新しいドライバーを使用するにあたって「1円玉分(1グラム)重い」と調整を求めたエピソードは以前、この欄で書きましたが、高いレベルにいるプロの思考、感性は、とてもシロウトが理解できる範囲にはありません。

松山が“良くない”と思っているものも実際、何が良くないのか、本人以外には、にわかには分かりかねるところにあるものなのでしょう。

今は引退した宮里藍さんですが、そのショットの精度の高さで強さを誇示していたとき、それは、ほんのわずかな矯正で得られたものだった、という逸話があります。

近づく「マスターズ」を視野に入れて・・・

クリップの握り方に関して〈左右ともフィンガーで握る〉は、ティーチングプロである父親・優さんの持論です。特に右手人差し指は、拳銃の引き金を引くときの形でグリップに引っかけ、右手の力を殺して感覚を生かすことを藍さんにも教えていました。

ある日、ショットが安定せず、その理由が分からずに試行錯誤を繰り返していた藍さんは、父親に助けを求め、そのグリップを見た優さんは「オイオイ、何だそれは」とびっくりしたそうです。

なぜなら、それは見た目フィンガーであっても、実際はパーム気味になっており、加わる右手の力が球筋を不安定にさせていたというわけでした。

優さんの指摘により、悩みは実に〈指一本の矯正〉で解消。球筋はケガの多いドロー系から安定感のあるフェード系へ変えることができ、ショットの安定につながりました。

中嶋常幸は「毎日練習して、毎日試合をしていても、同じフィーリングが2日と続いたことがない」と言いましたが、止まっている球を打つという単純作業を、ひとたび人が始めると、それこそ、良いと感じたものは、長くは続かず、同じ形でいたものが実は形を変えており、それに気づかないという、かくも複雑、ままならない難しさが生まれるのですね。

ゴルフに取り組む人たちは大変です。

目下、熱戦を繰り広げている“第5のメジャー”と言われる「プレーヤーズ選手権」(米フロリダ州=TPCソーグラス)第2日(3月15日=日本時間同16日)の松山は、通算1アンダーでギリギリ予選を通過するなど苦しい戦いを強いられています。

世界のトッププロたちは既に近づく「マスターズ」を視野に入れ、同大会時に好調を合わせるべく、さまざまな準備を開始しています。

可能性を持つ日本のエース・松山も遅れを取ってもらいたくないですね。

不振を続けるパットも〈指一本の矯正〉で何とか立ち直れないものでしょうか。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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