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「eスポーツ」に対する模索

スポーツといえば、鍛えられた肉体のぶつかり合い、運動能力の競い合い、などをイメージするのが一般的です。

が、そんな汗と力のスポーツ分野も、時代とともに幅を広げ、形を変えて行くのでしょうか。

2018年のアジア大会(インドネシア・ジャカルタ)で公開競技として行われ、IOC(国際オリンピック委員会)も近い将来、五輪種目に採用を・・・などと検討され、にわかに脚光を浴びつつある「eスポーツ」なるものの存在です。

「eスポーツ」(エレクトロニック・スポーツ)は、コンピューターゲームやビデオゲームを競技化させたもので、既にジャカルタのアジア大会ではサッカーゲームの「ウイニングイレブン2018」など計6種目が行われています。

五輪の競技種目も、初期段階から採用されていたレスリングが一時、不採用となる危機に直面したり、また、フロイド・パターソンやカシアス・クレイ(後にムハマド・アリ)、ジョージ・フォアマンらプロでも世界の頂点に立った五輪金メダリストを数多く輩出したボクシングも、将来的に存続が危ぶまれる情勢にあります。

それら伝統競技に代わる新種目としてIOCが着目する傾向にあるのが、若者に人気のゲーム感覚のスポーツです。2020年東京五輪の追加種目となったスケートボードなどはその代表でしょう。

スポーツ化する必要はあるか?

それは十分に“許容範囲”にあるとしても、果たして「eスポーツ」は、五輪種目としてのスポーツに当てはまるのだろうか? というのが、誰もが最初に思い浮かべる疑問でしょう。

似たような例に「マインド・スポーツ」があります。

「マインド・スポーツ」は「頭脳スポーツ」とも呼ばれ、以前、日本で行われた「国際頭脳スポーツ・フェスティバル」では、囲碁、将棋、チェスなどが競技として競われています。

この分野は、アジア大会が結構、興味を示しており、2006年ドーハ(カタール)大会ではチェスが、2010年広州(中国)大会では囲碁が、2018年ジャカルタ(インドネシア)大会ではコントラクトブリッジが、それぞれ正式種目として競われました。

囲碁や将棋、チェスなどがなぜ、スポーツとしてのジャンルに入るのか、という疑問が、これに関してもつきまといます。

確かに・・・スポーツを広義に解釈させたとしても「フィジカル(身体的&肉体的)」と「マインド(頭脳的)」を競技として並立させることは、どうにも無理があるように思います。

「マインド」に競技性を持たせるにしても、無理に“スポーツ化”させる必要などなく、それは「eスポーツ」も含めて、アジア大会や五輪の種目に取り入れるのではなく、それとは別の世界大会を開催すれば(現に開催されています)それでいいのではないかと思います。

実際、影響が大きい五輪やアジア大会での正式種目化によって若者たちがこの種のゲームに熱中する姿は、社会的にどうなのだろうか、とまだ「eスポーツ」に対する認識度が低い私などは危惧してしまうのですが・・・。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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