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高齢化社会がもたらすあれこれ

藤沢市(神奈川県)に住む私ですが、平日午前中の街中を歩いていて思うことは、高齢者の方々の増加により街の形や店のシステムが変わりつつつあることです。

市内のある大手スーパーでは、年齢層のターゲットを若い層に絞り切れず、また、食品売り場も“お一人様”高齢者用に、例えば大根や白菜など、2分の1、4分の1、あるいは6分の1、など小分けして販売する配慮が必要になった、ということを聞きました。

郊外のスポーツ施設では、プールやサウナを備えたジムに高齢者の利用が多く、施設関係者の話によると、午前中は高齢者層、午後は主婦層、夜にかけては仕事を終えた会社員の方々、など、だいたい時間帯によって利用者が決まってくる、とのことでした。

元気な高齢者は、健康に体力維持に日々汗を流し、こうした傾向を眺めると“人生100歳時代”などの言葉が裏付けられるように日本の高齢者人口は、ますます右肩上がりの一途をたどり、一方、それとともにさまざまな問題点も噴出してきたことは、最近の高齢者絡みの数々のトラブルを見れば明らかです。

車の運転事故に関しては、アクセルとブレーキの踏み間違えを理由とするトラブルが、急激に各所で頻発しており、、それにともなう運転免許証の自主返納が勧められ、しかし、したくてもできない地方の実情などが取り沙汰されてスッキリした解決策が見つかりません。

加えて今度は「8050問題」という、まさに高齢社会を象徴するような難問が持ち上がりました。昨今、増え続けているという「中高年齢層」の引きこもりです。

新たに持ち上がった中高年の引きこもり

社会に対応できずに引きこもる若者がいて、それが長期化して子も親も歳を取り、ついに80代の親が引きこもる50代の子との生活をどう支えるのか、という社会生活に関わる深刻な問題が、新たな難題として持ち上がります。

引きこもりによる悲惨な事件は、川崎市多摩区でスクールバスを待っていた私立カリタス小の児童らが殺傷された出来事があり、また、元農林水産省事務次官の父親が、家庭内暴力もあった引きこもりの息子を、川崎の殺傷事件のようなことがあっては・・・と刺殺する出来事もありました。

これらの救いようのない悲惨な出来事に接するたびに社会の歪(ひずみ)を考えざるを得ません。

かつて「就職氷河期」と呼ばれる時代がありました。

同時期に当たる人々を絞るとだいたい「1999年~2004年卒業」の人たちとなります。

1991年(平成3年)にバブルが崩壊以降、社会情勢は大きく変化し、1997年(平成9年)の山一証券の破たんを初めとして日本社会は厳しい就職氷河期に入り込んでいきます。

さらに追い打ちをかけた2008年9月、米の大手証券会社・投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻、いわゆる“リーマン・ショック”による日本経済の痛手・・・。

例えば1999年~2004年大卒の人たちの年齢は今、40代前後といったところでしょう。

この頃を振り返ってみれば、思ったところに就職できず、自分の希望を断念せざるを得なかった若者が多かったはずです。

中高年齢層の引きこもりが増加している背景として・・・この年代が該当するのは、あるいは、挫折、離職、絶望・・・などが複雑に絡み合ってのものかもしれません。

すべては自分自身の問題といってしまえばそれまでですが、自己責任がこうした歪みの中でどこまで問えるのか、と言われると言葉が詰まってしまいます。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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