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あのころの熱気を取り戻したい

米総合格闘技リング「UFC」の熱烈なファンである後輩が聞いてきました。

「サトーさん、日本開催はいつごろになりそうですかネ~?」

そうです。そういう話がボチボチ出始めており、ファンにとっては気になる出来ごとでしょう。そう聞かれても、現段階で正確なところは分かりかねますが、着々と準備が進められていることは確かであり、周辺の情報から推測するなら、今のところ「早ければ年内にも。ずれ込めば年明けの早いうちに」といったところのようです。

UFCがWECを吸収し、移行させる形でUFCに新設された軽量級のバンタム級、フェザー級にそれぞれ、山本“KID”徳郁(KRAZY BEE)と小見川道大(吉田道場)を起用(UFC126=現地時間2月5日、 米ネバダ州ラスベガス)するなど、UFCを運営するズッファ社(ダナ・ホワイト社長)の日本人選手ピックアップがこのところ、活発化しています。

それも日本への広報活動が本格化している証拠でしょうし、秋山成勲(クラウド秋山道場=UFC戦績3戦1勝2敗)を含めて、UFCの日本を軸とするアジア戦略は、今後の運営に対する大きな柱の一つとなりつつあるのでしょう。

オクタゴンに日本人ファイターが出撃することは、ファンも心を躍らせることでしょうが、WOWOWが逐一、中継してくれるUFCを見ながら思うことは、このリングが持つテーマとこのところの日本人選手の考えに大きな差ができてしまっているのではないか、ということです。

環境の変化が生む闘争心の欠如

五味隆典(久我山ラスカルジム)が何をしたいか分からない無目的な内容で敗れ、小見川は善戦しながらも勝つまでに至らず、期待のKIDは何もできず、論外ともいえる期待外れに終わってしまいました。かつて日本でビッグネームの名を欲しいままにした彼らトップファイターが、こんな試合を見せたことがあったでしょうか。

やはり“環境の差”がそうさせてしまっているのでしょうか。全盛時の「PRIDE」が頂点に立って日本の、いや当時は世界の総合格闘技界を引っ張っていたとき、そのリングに集結する選手たちには、いい試合をして勝つ、というクオリティの高さがありました。そしてそうしなければ、次にお呼びがかからないという、背水の陣的な“生き残り”戦も常に緊張感を生んでいたように思います。

「PRIDE」の消滅とともに日本の格闘技熱も次第に冷め、とともにかつてのトップファイターたちが緊張感をなくすのはある意味、仕方のないことかもしれません。が、それらのツケは、一人一人が生き残りにすべてを懸ける、かつての「PRIDE」のようなテーマを持つ「UFC」に上がったとき、シビアに回ってきます。つまり、日本は世界の最前線からいつの間にか取り残されてしまった、という、ガク然とした思いです。

そう思うとき、2月28日の「UFC127」(オーストラリア・シドニー)に出撃して敗れた福田力(GRABAKA=DEEPミドル級王者)に下された不可解な判定負けも、何やらこのところの日本勢の評価の低さ、勢いのなさにつながっているような気がしてしまいます。

何しろこの試合がUFCデビュー戦となった福田は、そのプレッシャーをはねのけ、相手のニック・リング(カナダ)から再三のテークダウンを奪うなどして追い込み終始、試合を有利に進めていたのですから・・・。

ファンにとっては垂涎(すいぜん)の的だろうUFCの日本開催が近付いているからこそ、日本勢にはもう一度、あのときのように奮起してほしいと思います。・・・そして、願うことは、UFCの開催を機に再び、国内に熱気が舞い戻ってくることです。

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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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