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「海洋汚染」問題を考える

私が住む神奈川県南部(藤沢市)はまだ、梅雨の真っただ中、うっとうしい曇天のもと傘が手離せない日々が続いています。

とはいえ逗子市の逗子海水浴場が海開き(6月28日)したのを初め、藤沢市の片瀬海岸東浜&西浜もそれに続き(7月1日)今年もまた、夏の海水浴シーズンをそれぞれスタートさせました。

ところで・・・海と言えば昨今、にわかに危機感を持って報じられているのが「海洋プラスチックごみ問題」です。先に開催された20カ国・地域(G20)首脳会議でも、その問題と対策が主要テーマとなり、さまざまな議論が交わされたとのことでした。

皆さんも感じられていることと思いますが、例えばファストフード店で出されるストローが紙製のものになっていたり、また、私がよく行くコーヒーショップでも、砂糖などを入れてかき混ぜるプラスチック製のスプーンが、いつの間にか木製の棒状のものになっていたり、店側の環境への配慮がしのばれる出来事が起きています。

以前、鼻にストローが刺さって苦しむウミガメが発見され、かなり衝撃的な画像がテレビで流されたことがありました。それを機に米コーヒーチェーンの大手「スターバックス」が、2020年までにプラスチック製のストローを廃止する方針を打ち出し、他店も次第に“右へならえ”となりつつあるようです。

海に流れ込むプラスチック製品を含むごみの7割は、川から流れてくるものと言われています。実際、海に流れ込む河口には、ペットボトルや発泡スチロール製品などが結構多く漂着している光景はよく見られます。

プラスチツクは、軽くて強く、錆びたり腐ったりしない材質のため、多岐にわたって使われる“すぐれもの”ですが、その分、使用後のごみとしてはタチが悪く、それが災いしてしまいます。

利便性が生んだツケの大きさ

川に捨てられたり、あるいは陸地に捨てられ、それが風で川に飛ばされたりして海に流れ込んだプラスチック製品は、海に漂いながら日差しで劣化し、波に洗われて細分化し、細かいもの(マイクロプラスチックと呼ばれます)は、魚類がプランクトンと間違えて食べてしまい、魚類など海の生態系に悪影響を及ぼしたり、またさまざまな方面に害を及ぼす結果となっています。

なぜ、海洋プラスチックごみが生まれるか、を追求すれば、それはやはり、人間社会での利便性が生んでいると言わざるを得ないでしょう。

昨今、買い物に際してマイバッグを持参することは当たり前となっていますが、それでもスーパーやコンビニでレジ袋がサービスとして提供されるのもまた、当たり前となっていました。

レジ袋は便利でありながら、一方、一時的な用途が済めばポイと捨てられるものであり、その軽さが風に吹かれてどこかへ飛んで行って路上のごみとなり、それは海のごみにもなります。

以前のこと-。

知人がプロダイバーたちと地域の海の海底清掃に参加したとき、その海底の様子をこう話していたことを思い出します。

〈ゴルフボールと空き缶の「流れ溜まり」。泥のようなものが積もっていて作業するとすぐ前が見えなくなってしまう。他の地点ではプラごみが幾重にも重なって堆積していた〉

常に美しく輝いているべき海の、表向きには見えない海底がこんな状態であれば、いずれ海は死んでしまうだろう、などと思うと何か怖いくらいですね。

レジ袋の有料化は、拍車がかかる一方、異論もあるようですが、削減に有効であるなら、この際、汚染防止に有効なら何でも取り入れて阻止に向かう姿勢が必要だろうと思います。

海洋プラスチックごみ問題は、人が起こしている問題であり、であるなら、人が率先して考え直し、規制しなくては解決しない問題でしょうね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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