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近づいた因縁のリマッチ

注目を集める“リベンジ劇”が近づきました。

7月12日、エディオンアリーナ大阪で開催されるプロボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチ、王者ロブ・ブラント(28=米国)vs前王者(同級4位)村田諒太(33=帝拳)の一戦です。

昨年10月20日(日本時間同21日)、村田はWBA世界ミドル級王者として米国のリング(ネバダ州ラスベガス)に乗り込みましたが、挑戦者ロブ・ブラントに完敗(0-3判定)、2度目の王座防衛に失敗しました。

以来、9カ月ぶりとなる再起戦は、ブラントの持つ王座に挑戦するリマッチが組まれ、村田としてもこれ以上ないセッティングに王座奪回への強い決意を胸中に宿しているようです。

昨年10月20日の敗戦後、しばらく去就を保留していた村田が「現役続行」を表明したのは昨年12月4日でした。

会見の席上、村田は「敗戦の直後は98%辞めるつもりだった。でも、自分の人生を振り返ったとき、あの試合を自分の集大成としていいのか? あのボクシングで終わりたくないと思った」と話しました。

元世界王者の浜田剛史氏(帝拳代表)は、自らの体験を踏まえて「引退を決断するモノサシとなるのは、悔いを残しているかいないか、ですね」と言います。

つまり、敗れた選手は、持てる力を出し切ったものなら“仕方ない”と思い、出せずに悔いを残しているなら“もう一丁”となるわけです。

どう初戦と違った攻撃が出来るか

村田の2度目の防衛を懸けたブラント戦は、決め手の右ストレートを相手に読まれ、スピードのある動きと手数で接近と攻撃を封じられ、終わってみれば何もできず、大差判定の完敗でした。

ガードを固めて前に出て圧力をかけ、追い詰めて右で仕留めるのが村田のスタイルですが、この試合ではそれをブラントに研究し尽くされ、村田は「自分のボクシングの幅の狭さ」を思い知らされた敗戦となりました。

敗因を分析すればするほど、五輪金メダリストとしてそれを許すわけにはいかず、現役続行宣言となったのでしょうね。

では、前回の反省を生かすと村田のボクシングはどう変わるでしょうか。

村田に言わせれば「ぶん殴って倒す」となります。圧力をかけてロープに追い詰め、接近してボディー、連打から右、は基本的に変わらないと思いますが、その一方、ガードを固めるだけでなく、やはり手数は欠かせず、それを増やしてコンビネーションの勝負も“広げた幅”の中にあるようです。

村田の再起戦が即、リマッチで世界挑戦となったのは、アッサン・エンダム戦の、2017年5月10日=判定●→同年10月22日=TKO◯、がありますが、この試合は初戦、疑惑判定などもあり、リマッチは戦前から村田のほうに流れがありました。

しかし、今回は初戦、完敗という動かせないビハインドがあり、村田がそれを克服して自分の試合に持ち込めるか、というメンタル面での難しさがあります。

もし、村田が初戦同様のボクシングをしたら結果は前回同様だろうし、勝機を言うなら、コンビネーションの多用など、どう前回とは違った攻撃が出来るかにあるだろう、と思いますが・・・結果はどうでしょうか。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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