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「MGC」の一発勝負に期待!

こういう形の選考方法がなぜ、もっと早くから行われなかったのだろうか、とも思います。

9月15日、東京都内のコースで開催されるマラソンの「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)」です。

“予選レース”をクリアした男子(31人)女子(12人)の計43人が出場して争われる、2020年東京五輪の男女マラソン代表を決める“一発勝負”のレースですね。

2017年4月、日本陸上競技連盟から東京五輪に派遣するマラソン代表選手の新しい選考方法が発表されたとき、これでやっと“分かりやすくなるのかな”と思ったものでした。

とにかくこれまで、五輪のマラソン代表に関しては、選考過程の曖昧(あいまい)さもあり“分かりにくさ”の典型のようなもの。どうにも納得いかない、と常に首を傾げる状態が続いていました。

選考を不可解なものにさせていたのは、男女とも3人の代表を決めるのに4つの対象レースがあったことでしょう。

レースが4つあれば、単純に考えても、コース状態の違い、気象条件の違い、などにより、4者4様でその都度タイムも変わってきます。

出されたタイムだけによる判断が難しくなり、特に3人目の選考が難しくなる中、では…と過去の実績により五輪という大舞台で活躍が期待されると思われる、などという感情論が入り込んできては、誰もが納得できる選考などとても無理というものですが、それが長い間、繰り返されてきたわけです。

代表選考~何よりもスッキリと

新しい代表選考方式は「MGC」による一発選考です。

もちろん「MGC」への出場権を獲得するためには条件があり、2017年夏から2019年春までの①MGCシリーズに組み込まれた国内主要大会で規定の成績を上げること。また、世界大会や国際大会で一定の成績を収めることによって②ワイルドカードを取得すること。“予選レース”の形でまず、この2項目をクリアしなければなりません。

そうして「MGC」に駒を進めたトップランナーたちが、失敗は許されない一発勝負に挑むわけです。

規定によれば、男女とも上位2人が東京五輪の代表選手に内定。残り1枠は今冬から行われる選考競技会でMGC規定の記録(男子2時間5分59秒、女子2時間22分22秒)を突破した選手が獲得しますが、突破者がいない場合は、MGCで3位だった選手が獲得することになります。

これまであった選考の分かりにくさを払拭するという意味では画期的な“一発勝負”システムだと思います。

しかし、選手個々には相当な負担がかかることでしょうね。“次”がない分、このレースに懸ける集中力と調整力、さらにのしかかるプレッシャーとの戦い…一部を除き東京五輪とほぼ同じコースで行われるMGCは、つまり“仮想・本番”レースともいえますね。

9月15日の日曜日-。

男子午前8時スタート、女子午前9時10分スタートのレースは、男子がTBSテレビ、女子はNHK総合テレビが放送するという異例の放送体制が敷かれます。

そして何よりもスッキリと代表選手が決まってもらいたいものです。

あまり使いたくない言葉ですが、何やら“運命的”な様相も呈してきて観(み)る側も緊張しそうです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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