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いつでもどこでもフェアプレー精神を

日本人の、こうした律義さというか几帳面さというか、すべてにキチンとした行動は、あるいはそれがルーティーンとして日本人には当たり前のことであっても、外国人には“素晴らしいもの”と賛辞されるのですね。

熱戦を展開中のラグビーW杯(ワールドカップ)日本大会-。

日本代表が初戦(9月20日)でロシア代表を下した後、スタンドを埋めた観客に向けて整列して深々とお辞儀をしたことが外国人勢を刺激。試合後に観客にお辞儀をする外国チームが続々と出現していることが話題になっています。

9月21日(横浜・日産スタジアム)のニュージーランドvs南アフリカ戦。試合後にニュージーランド代表が観客にお辞儀をしたことが報じられ、台風17号の影響で天候が悪化した9月22日(大阪・花園ラグビー場)のイタリアvsナミビア戦では、最後まで席を立たなかった観客に向けて両チームがお辞儀のお礼を返しました。

まあ、日本代表が世界をリードした形となった“お辞儀の輪”は、それはそれで気持ちのいいものです。

スタンドを埋めた観客もこうしたことは心得ていて、試合が終わればノーサイド精神をフルに発揮、相手チームの観客とハグし、笑顔で握手を交わすなどの光景は、確かに微笑ましいことですが、何やら“出来過ぎ?”を思わせるものもあり、このあたりは、ラグビーファンはどうあるべきかと万事を心得た、いかにも日本人的です。

選手のお辞儀と観客のゴミ拾い

選手はともかく、日本人の観客は、国際舞台でしばしば、称賛される行為を行います。スタンドの“ゴミ拾い”が世界の注目を浴びたのは、2014年のサッカーW杯ブラジル大会でした。

日本代表が初戦、コートジボアールに敗れた試合。日本にとっては手痛い敗戦になったにも関わらず、スタンドでは日本人サポーターがサムライブルーのポリ袋を持って客席周辺のゴミを拾い、現地メディアは「日本人のマナーを称える声がブラジルで広がっている」と、こうした日本人の行動が驚きを持って伝えられたものでした。

清掃に関しては、今回のラグビーW杯でも、日本代表が使用したロッカーをきれいに清掃してその場を離れており、こちらのほうも外国人選手たちの模範となっているようです。

こうした日本人選手、日本人観客の礼儀正しい行動は、インターネットなどによって世界に伝えられ、サッカーにしろラグビーにしろ、あるいはフットボールにしろ、熱狂の中で応援するチームが敗れれば、ファンは怒り、失望し、状況によっては物を投げ散らしたりするのが一般的行為とするなら、日本人観客の行いは、まさに“神行為”ということにもなるのでしょう。

とはいえ…観客によるゴミ拾いなどのファインプレーが善行として報じられるたびに思うことは、なぜそれが一般社会でも行われないのだろうか、ということです。

無頓着な投げ捨てなどはいつになってもなくならないし、では日本人は、目立つところ、特に国際舞台では文句なしの優等生になり、目立たないところでは劣等生になってしまうのですか? という問いかけが常に私の中にあります。

街中のみんなが、どこにいても、サッカー会場やラグビー会場で繰り広げられるスポーツマインドを持っていたら…つまり、日本代表の感謝のお辞儀やサポーターの清掃が世界を刺激したのなら、ああ、それはいいことだね、と思った人々も刺激を受けてもらいたいものだ、と思うのですが…。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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