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黄金世代間に生まれた競争意識

10月6日の日曜日-。

NHK総合テレビが午後1時5分から放送した女子ゴルフの日本一決定戦「日本女子オープン」(三重=白山ヴィレッジGC)最終日の熱戦をを腰を据えてジックリとテレビ観戦しました。

今の女子ツアー界は面白いですねェ~。エッ、どこが面白いかって?

宮里藍さん(引退)が2003年秋にプロ転向を宣言しツアーに本格参戦した翌2004年のシーズン。ツアー界は一気に盛り上がりました。

2000年から連続して賞金女王の座を独占していた“絶対女王”の不動裕理に藍さんが果敢に競りかけ、激しい新旧交代劇を展開。それに韓国勢がからみ、刺激された中堅勢も発奮して三つ巴、四つ巴の「対立の構図」が出来上がったのですね。

まあ、試合に勝った負けたは欠かせない要素ですが、プロの世界はこうした“抗争劇”が繰り広げられると観(み)る側も面白いものです。

藍さんが引退した今、この藍さんに憧れた1998年~99年生まれの“黄金世代”と呼ばれる若手がのし上がって来ました。一つの出来事が起きる前までは、黄金世代勢が共闘を組んで世代交代劇を推し進めていましたが、一つの出来事~そうです、黄金世代の一人、渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、海外メジャーの「全英オープン」を制覇してから状況が変わりました。

刺激が刺激を生む緊張状態

共闘から脱皮し、それぞれがライバルへと競争が始まったのです。黄金世代の元祖・勝みなみ(21=明治安田生命)と並び“旗振り役”的な畑岡奈紗(20=森ビル)は、渋野の快挙に対し「最初は(凄いと)たたえる気持ちがあったが、次第に悔しい気持ちに変わっていきました」と話しています。

その気持ちが9月の「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」優勝、続くこの「日本女子オープン」にも勝ち、メジャー競技2連勝という頑張りを生みました。

畑岡は第3日を終えて同世代の大里桃子(21=伊藤園)とともに通算15アンダーで首位に並びます。渋野は通算9アンダー(6位)で追撃態勢-。

最終日は大里が後半にスコアを落とし、畑岡の強さが際立つ展開となりました。

畑岡は前半アウトで強風もあって連続ボギーを叩きながら、慌てず落ち着いて取り戻し、終わってみれば後続に4打差をつけて優勝。国内メジャー競技は6戦して4勝。日本女子オープンは2016年、2017年の連覇に続く3勝目と、まさにこの舞台が似合う“エース”の風格を見せてくれました。

そうした一方で…畑岡と同じ組で回り優勝を競り合った大里は、4打差2位の結果に悔し涙を流し「(畑岡とは)飛距離もゲームメークも違い、全体的に足りない部分が多いことを感じた」と振り返りました。

ここにも一人、共闘を離れ、この悔しさをバネにライバルに立ち向かおうとしている黄金世代組が生まれています。

刺激が刺激を生んでいく状況は、安泰という緩んだ気持ちがなく、観ている側にも刺激を伝えてくれて面白いものですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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