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再び“夢”に向かって…

プロボクシングWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)の初防衛戦が決まりましたね。

12月23日に神奈川・横浜アリーナで行われるトリプル世界戦のメーン、同級9位(WBO1位)のスティーブン・バトラー(24=カナダ)の挑戦を受けます。

これまでを振り返ってみると-。

2017年5月20日に行われたアッサン・エンダム(フランス)とのWBA世界ミドル級王座決定戦で不可解判定の敗戦。同年10月22日のリマッチ(WBA世界同級タイトルマッチ)に勝ち戴冠。しかし、V1後、2度目の防衛戦(2018年10月20日)でロブ・ブラント(米国)に敗れ、今年7月12日のリベンジ戦でタイトル奪取…。

敗戦→勝利→また敗戦→引退の危機→再起→勝利とプロボクサーは、というより村田は、まさに激動と言える日々を過ごして来ました。

そして決まった2度目の戴冠後の初防衛戦。村田は挑戦者バトラーをどう受け止めているのでしょうか。

30戦28勝(24KO)1敗1分けの戦績。バトラーは「KO率8割強」のハードパンチを武器にWBO1位など主要4団体ですべて世界ランク入りするなど若手ながら目が離せない選手です。

WBOの指名挑戦権を持つ選手が、あえてWBA王者の村田を選択したのは、バトラー陣営のエステファン・マネジャーによると「村田とならもっとエキサイティングな試合ができる」という理由でした。

「評価を上げる試合をしたい」と村田

好戦的で厄介な相手に村田自身は、この試合を「夢をかなえる第一歩」と位置づけました。

村田の夢とは、言うまでもなく現在、WBAスーパー&WBCフランチャイズの2冠王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)と戦うことであり、また元統一王者のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と戦うことにあります。

この戦いへの強いこだわりは、無念の出来事が下敷きとなっています。

2018年10月20日、ラスベガス(米ネバダ州)で開催された2度目の防衛戦で王者・村田は指名挑戦者ブラントのスピードに歯が立たず、ボコボコにされて大差判定負け。王座から陥落しました。

この試合に勝てば…陣営はゴロフキンとの対戦交渉に入り、2019年春には米国(ラスベガス)あるいは東京(東京ドーム)でビッグマッチ開催の青写真が描かれていたものでした。

この試合にはゴロフキン陣営のトム・ロフラー・プロモーターも視察に訪れましたが、対戦実現には背を向けざるを得ない村田の惨敗となってしまいました。

村田にとっては「夢への扉を閉ざされた」屈辱の日-。

プロボクシングの世界は、点と点が線で結ばれるチャンスが少なく、一度逃すとなかなか“次”が回ってきません。

そうした情勢にあって村田は今回、バトラー撃破によって再び、存在を周囲に認めさせる戦いをしようしています。

ベルトを奪回したブラントとのリベンジ戦は、攻撃を前面に押し出した、それまでの殻を破る村田の戦いぶりでした。

村田は「前回の試合を評価して頂いたが、それで満足しているわけではない」と、まずはうるさいバトラーをKOに下して自分の評価を上げ、アルバレス、ゴロフキンらを振り向かせたい意向でいます。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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