FC2ブログ

運命の大一番~決着は?

いよいよ大一番の日となりました。

プロボクシング「WBSS(ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ)」のバンタム級トーナメント決勝戦、WBA&IBF世界同級王者・井上尚弥(26=大橋)vsWBA世界同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)戦が11月7日夜、さいたまスーパーアリーナで行われます。
(試合はフジテレビ系が同日午後7時56分から生中継)

世界5階級制覇王者のドネア相手に井上は…どんな戦いを見せてくれるのでしょうか?

英国のブックメーカー「ウィリアムヒル」のオッズ(井上1・14倍、ドネア5・5倍)など戦前の予想は、年齢が10歳若く、勢いがある井上が優位とされていますが、何しろキャリア豊富なドネアには、経験から得た多くの引き出しがあり、ここから出してくる対応力は井上の強敵となりそうです。

スポニチ本紙の世界戦評論でおなじみの浜田剛史氏(元世界王者=帝拳代表)は、いろいろ考えればキリがない、とした上で「あれもこれも考えると(井上の)本来の攻撃が止まってしまう」といい、前回準決勝戦(英国グラスゴー)でのエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦を例に挙げました。

あの試合-。

滑り出しの1回は、相手のスピードに押され、井上のパンチが空を切る場面もありましたが、その3分間で相手を見切り「1ラウンド終了時に負けはないと思った」と2回、猛攻撃に転じボディー連打で勝利をもぎ取った一戦です。

井上尚の“世代交代劇”なるか

浜田氏が言います。

「(ロドリゲス戦で)攻めに行った2回は、自分の良さが出せていた。攻めれば自分のリズムをつくれるが、相手を意識し過ぎて自分の攻撃をセーブすると良さが消えてしまう可能性もある。そのあたりを注意したいですね」

ひと足先に決勝戦進出を決め、この試合をリング下で視察したドネアは、井上の戦い方を称賛しつつ、2人の対戦を「運命的だ」と表現しました。

確かにマッチメークではなく、トーナメントの中で勝ち上がってきたことによって激突に至ったことは“運命的”以外の何ものでもありません。

その一方、強者と強者は、いつかは線で結ばれる、という、この世界の宿命のようなものも感じます。さいたまスーパーアリーナが用意した2万席のチケットが既に完売となったのも、この一戦がボクシングファンにはたまらない宿命の一戦だからなのでしょうね。

井上にとっては、この試合に勝ち、階級最強王者になれば、その先の世界が変わってきます。既に米大手プロモーターの「トップランク」社からのオファーが届いているとのこと。その意味で負けるわけにはいきません。

ドネアが唯一、コブシを交えた日本人選手が2012年10月、米カリフォルニア州カーソンで戦ったWBC世界スーパーバンタム級名誉王者(当時)の西岡利晃(帝拳=引退)でした。このとき西岡36歳。ドネア29歳。結果はドネアの9回TKO勝ち…。

ときを経て立場を変え、今度はドネアが36歳となり、26歳の井上が挑みます。

ドネアが西岡に引導を渡したように、井上が名王者ドネアに“世代交代”を突きつけるのか-。

この戦いは目が離せません。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR