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今年の漢字「令」に思うこと

年末恒例の今年(2019年)の世相を漢字1字で表す「今年の漢字」は『令』となりました。

「今年の漢字」は、日本漢字能力検定協会が行うキャンペーンで1995年(平成7年)から始まっています。その年の世相を表す漢字1字を公募し、その中で最も応募数が多かったものを「今年の漢字」とするもの。毎年12月12日に発表されています。

発表は京都市東山区の「清水寺」で行われ、例年、森清範貫主が巨大な和紙(縦1・5メートル、横1・3メートル)に力強く揮毫(きごう)されるのが恒例となっています。

自然災害に多く見舞われた昨年(2018年)が「災」-。

今年も引き続き「災」の年でしたが、やはり、新元号となった「令和」のインパクトは強く、新たな希望に向かう年という意味で多くの人たちが頭に浮かべただろう「令」となりました。

ところで「令」という漢字に私たちは何を思い浮かべるでしょうか。

さまざまな面を見せた「令」

広辞苑には①命じること。いいつけ。②掟(おきて)…などが掲載されています。①については「命令」「指令」「令状」など。②については「法令」「勅令」などなど。

ちなみに日本史をひもとくと昔々、一生懸命に勉強したことを思い出す? 平城京を都とした奈良時代に「大宝律令(りつりょう)」が制定(701年)され、天皇を中心とする中央集権制(律令国家)が成立した、というのがありました。

つまり「令」には、タテ社会の統治的な意味合いが含まれるのですね。「律令政治」下では、農民からの税金の取り立てが厳しく、彼らは重税に四苦八苦する生活を余儀なくされています。

そんなことが…と思っていると何やら…。

新元号の「令和」に希望を抱く一方、法「令」改正による消費税の増税がありました。さまざまに論議される中、今も昔も国家の財政窮地に対しては、国民が“年貢”を背負う、という形は改まらないのですね。

また年々、規模が拡大する自然災害に対して行政が避難をこれまでの「勧告」でなく「命令」する方向に進んだということもありました。

「令」という漢字が持つ“負”の面ばかりを述べましたが、広辞苑には一方「良いこと」「めでたいこと」という意味も掲載されています。

私たちはやはり、イヤなことで下を向くよりは、良かったことを思い浮かべて前を向いたほうが幸せですね。

「令」の1年を振り返りつつ、新たな1年はどんな漢字になることでしょうか。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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