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“隠密”行動を貫く24歳の挑戦者

プロボクシングWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33=帝拳)の初防衛戦が近づきました。

12月23日、神奈川・横浜アリーナで開催されるトリプル世界戦のメーンとして行われます。

村田自身は今年7月、ベルトを奪われたロブ・ブラント(米国)との再戦で王座を奪還したときの新戦法“手数と前進”の攻撃に磨きをかけて満を持していますが、相手のスティーブン・バトラー(24=カナダ)は、12月8日の来日後、徹底した隠密行動で不気味に“秘密”を貫いています。

来日以降、指定練習場となった帝拳ジム(本田明彦会長=東京・新宿区)は「いつ練習に来てもいいように(ジムを)開けていたが一度も来なかった。こんなことは初めてですよ」(帝拳ジム・浜田剛史代表)とあっけにとられた様子…。

報道陣への公開練習(12月16日)には、顔を出したものの、1ラウンド2分のシャドー、ミット打ちを各2ラウンドずつ行い約20分で終了。30戦28勝中、24度のKO勝利を誇る自慢の強打は、サンドバッグ打ちでチョコっと見せた程度となりました。

村田に求められるKO勝利

そもそもバトラーとはどんなタイプの選手なのでしょう。

陣営の隠密行動から実像がつかめず、浜田代表は「右が決め手なのは分かっています。が、強打を武器とするファイターなのか、距離をとってくるのか、試合を見ないと分からない部分はありますね…」と言葉を濁しました。

資料には、身長1メートル83(自称)という体格を生かした“懐の深さ”が一つの武器、それにアマ経験が豊富な選手らしく左ジャブから右の強打につなげるオーソドックス・タイプ、とありました。

王座にチャレンジするバトラーにしてみれば、村田が王座を奪われたブラントとの初戦、スピードと手数に圧倒され、受け身から脱却できずに完敗した試合が、勝利するための参考となることでしょう。

が、村田自身も「そのときとは違う」といい「相手が嫌になるまで手を出す」と力強い言葉を口にしています。

世界王者は、それこそ世界のさまざまなタイプの刺客から狙われる立場にあります。そこで大事になるのが「対応力」でしょうか。どんな相手にも対応でき、それが試合中なら、これがダメならあれ、という引き出しが多くあることが強いチャンピオンの証です。

2度目となる初防衛戦の相手バトラーは、24歳で勢いのある若手選手。村田がその勢いをどうさばくのか、求められているのはKO勝利です。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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