消費者も見識を持ちたい

巨大地震の発生から2週間が経ち、物流の混乱、非常時の買い占めなどでモノがゴソッと消えた当初から、徐々に落ち着きを取り戻しつつある今ですが、そこにまたまた“水騒動”が加わってしまいました。

このところはスーパー、コンビニ、自動販売機に至るまで「水、完売です」の張り紙だらけです。本当になぜ、こういう事態がすぐに起きてしまうのか、消費者側もただ、流される情報に振り回されるのではなく、冷静な分析と対処、見識を持つことが必要なのではないでしょうか。

そもそもの騒動の発端は3月23日、東京都が都水道局の金町浄水場(葛飾区)で水道水の放射性汚染を検出し、東京23区と都内5市に対し、乳児の水道水飲用を控えるように、との指示を出したことでした。

専門的な知識がない私たちは、ベクレルだとか何だとかは、これまで勉強したこともなく、とんとうとく、分かりかねます。まして「暫定基準値」などという言葉は、そもそも「正規」があって初めて「暫定」があるわけで、正規も説明されずにいきなり暫定では、オイオイ、言っている本人たち(行政)も理解できていないんじゃないの? という疑問から入っていかざるを得ません。

実際、テレビのコメンテーターとして解説者としてこのところ、大忙しのその筋の専門家たちが、そろって「影響はない」「大丈夫」と言っているのに、各行政の「控えるように」の指示は、何とも不思議だし、もっとも納得できない指示は「代替となる飲料水がない場合には飲用しても差し支えない」としたことでしょうか。

訳の分からない指示はやめてほしい

エッ? ナニコレ・・・これには思わず、じゃ、控えろなどというなよ、と誰もが感じたことではないでしょうか。

混乱時にはさまざまな対処法が出て試行錯誤するものです。指示を出す側は慎重に・・・とお願いしたいものですが、一方、指示を聞く側もただ、鵜(う)呑みではなく、賢くなってもらいたいものです。

今回は乳児に関する問題だけに、若いお母さんたちは、水道水が使えなくなるパニックに陥り、不安を募らせたこととは思います。しかし、実際、一夜明けて見れば、24日の再検査で放射性汚染の度合いは減少し、摂取制限は一転、解除されているのです。

不安な情勢が解除されたことは、喜ばしいことではありますが、都内各区が緊急的に550ミリリットル入りのペットボトル入りの水3本を配布したり、何か行き当たりばったり的な情報に皆が振り回されているような気がしてなりません。

行政もその場その場でバタバタと「朝令暮改」的な指示を出すなら、じっくりと腰を据えて、本当に危険な情勢となったときにどうするかを練り、的確な指示を出して人々を正しい方向に導く方向に進んでもらいたいものです。

こと水に関しては、今回のような問題だけでなく、断水への備えなども含めて、買い占められてなくなってしまっては困る現象が起きることは目に見えているのですから、軽々しくワケの分からない指示などは、それこそ控えてほしいものです。

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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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