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村田が東京ドーム興行を実現させるか?

プロボクシングの元3団体統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)が、来日して東京ドームで試合をしたのは、1988年3月と1990年2月の2度でした。

完成なった東京ドームのこけら落とし興行となった最初の試合はトニー・タッブス(米国)戦。全盛期の22歳は迫力満点、2回TKO勝利で統一王座を防衛、会場を埋めた大観衆を沸かせました。

2度目のジェームス“バスター”ダグラス(米)戦では、10回KO負けで王座から陥落する“まさか”の大番狂わせが起き、東京ドームの興行史に「タイソン=ボクシング」の鮮烈な1ページを残しています。

長い年月を経て再び、東京ドームでのボクシング興行の可能性を巻き起こしたのが、WBA世界ミドル級王者・村田諒太(34=帝拳)です。

昨年12月23日、横浜アリーナ(神奈川県)で開催されたWBA世界ミドル級タイトルマッチで強打の難敵スティーブン・バトラー(カナダ)を5回TKOに下して初防衛に成功。

来日してこの試合を見届けた、村田と契約を交わしている米プロモート大手「トップランク社」のボブ・アラムCEOは試合後、村田陣営が希望する次戦の対戦相手、3団体統一王者で現IBF世界ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)や、4階級制覇王者サウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)らビッグ・ネームとの対戦実現に前向きの姿勢を見せ、その舞台として東京ドームの名前を挙げました。

村田の位置づけはどうなる?

実現すればファン垂涎のビッグマッチ。ホントに実現可能だろうか? と半信半疑ながら、年が明けて1月半ば、スポニチ本紙のインタビューにボブ・アラムCEOが「ターゲットはカネロ。5月の東京ドームを希望している」と語り、期待がふくらみました。

が、この世界のビジネスはシビアです。今や“世界のプロボクシング界の顔”として押しも押されもしないスーパースターとなったWBA世界ミドル級スーパー&WBA世界スーパーミドル級両級王者のアルバレスは、どちらかの階級に絞って今後に臨むわけですが、ビジネスを優先するならWBA世界スーパーミドル級王者カラム・スミス(英国)かWBO世界スーパーミドル級王者ビリー・ジョー・サンダース(英国)との対戦が有力視されます。

点と点をどう戦で結んで交わらせるかというのがマッチメークの難しさです。そうした複数の可能性が情報の錯綜を生み、村田の周辺にもさまざまな情報がもたらされているようです。

ボブ・アラムCEOが交渉する「5月・東京ドーム」構想が進むのか、あるいはアルバレス陣営の次戦構想が最優先されることになるのか、であれば村田陣営は5月に他選手との一戦(V2戦)を入れ、秋の陣を待つことにもなります。

村田自身は「もちろんやりたい。いつ試合があってもいいように備えておく」と話していますが、決まるまでの胸中は、やはり、揺れ動くものがあることでしょう。

WBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(26=大橋)の次戦が4月25日(日本時間同26日)にラスベガス(米ネバダ州)で行われることが決まった中、村田の気持ちもムズムズといったところではないかと思います。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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