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五輪延期~艇の移動どうする?

私が住む藤沢市(神奈川県)の「江の島」海域は、2020東京五輪のセーリング会場です。

1964東京五輪に続いて2度目の同競技開催-。島内のヨットハーバー(湘南港)周辺は大規模工事が着々と進み、江の島に渡る桟橋(弁天橋)の陸地側には、ヨットの帆をイメージした石碑が競技開催記念モニュメントとして建てられるなど、近づく夏に向けて徐々に雰囲気が盛り上がりつつありました。

…が、そんな矢先に新型コロナウイルス禍による延期の決定。この出来事は、まったく仕方のないことながら、地道に準備を重ねてきた各地の自治体関係者、各競技関係者にとっては、まったく“困ったこと”として重くのしかかってきました。

神奈川県も同様です。

3月の某日、ヨット好きの地元の友人から電話がかかってきました。彼は江の島ヨットハーバーに愛艇を置いて日々、セーリングを楽しんでいますが、彼が言うのは〈艇の移動〉の問題でした。

江の島のヨットハーバーに係留されている個人が所有するフネ(約700艇だそうです)は、大会開催に備え既に昨年8月、移動先の抽選を行い、この2月までに約9割、県内外のハーバーに移動を済ませたそうです。

頭が痛い“やり直し”

友人が言います。

〈ボクは抽選で逗子(神奈川県逗子市)のハーバーに移動したんだけどね。延期になってこの1年間、そのままにしておくのか、あるいは元に戻すのか、そのあたりがハッキリしないんだよね〉

移動先は、逗子や葉山など神奈川県内のほかに県外では千葉方面まであり、かかる運搬費、艇置料などの費用は東京都が負担しているとはいえ、神奈川県の担当セクションは、この大移動に受け入れ先の調整など3~4年をかけて準備を重ねてきており、戻せばまた、やり直しを余儀なくされ、困惑状態にあるそうです。

江の島のハーバーを長年、拠点にしてきた個人の所有者は、地元に住み自転車で通える気軽さでここを選んでいる人たちが多く、友人も「電車や車に乗って遠方に行くのはイヤだよね。余計な金もかけたくないし、不要不急の外出自粛だし…だからといって1年間、放っておくわけにもいかないし…」と愚痴っていました。

愚痴りたいのは神奈川県側も同様、いや、それ以上でしょう。現段階では、さてどうしたらいいものか、と白紙の状態。最終的には大会組織委員会の決定を受けて判断する構えのようですが、この折衝はやっかいなことになりそうです。

まったく…温暖な江の島海域にとんでもない嵐を呼び込んだ憎っくき新型コロナウイルス禍です。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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