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頼むぜ! 日本人チャンプたち!

さあ、決戦のときが近づきました。

3人の日本人世界王者たちは、リングの上でどんな復興支援の底力を見せてくれるでしょうか。

プロボクシングのWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(34=帝拳)、同フェザー級王者・長谷川穂積(30=真正)、同スーパーフェザー級王者・粟生(あおう)隆寛(26=帝拳)の日本人3世界王者がそろって防衛戦を行うWBCトリプル世界戦が4月8日、兵庫・神戸ワールド記念ホールで行われます。

6度目の防衛戦に臨む西岡は、同級6位のマウリシオ・ムニョス(アルゼンチン)と、このクラス初防衛戦の長谷川は、同級1位のジョニー・ゴンサレス(メキシコ)と、やはり初防衛戦の粟生は、同級3位のウンベルト・グティエレス(メキシコ)と、それぞれ激突します。

日本人3王者が揃い踏みするトリプル世界戦は、国内史上初となる豪華イベントですが、この中での注目はやはり、長谷川の防衛戦でしょうか。挑戦者のゴンザレスは09年5月、西岡が敵地メキシコに乗り込んで敢行したV2戦、3回に左ストレート一撃で吹っ飛ばした相手としてまだ、記憶に鮮明なことでしょう。とはいえ、KO負けを喫した屈辱の西岡戦後、ゴンザレスの戦績が8戦連続KO勝利というのも不気味な材料となっています。

最大の焦点は長谷川の戦い方

さて長谷川は今回、どんな戦い方をするのだろうか、というところに最大の興味があります。

誰もがアッと驚いたのが、昨年11月に行われたファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)とのWBC世界フェザー級王座決定戦(判定勝ち)でした。V11を懸けたフェルナンド・モンティエル(メキシコ)戦に敗れ、WBC世界バンタム級王座から陥落して7カ月。飛び級で2階級を上げたフェザー級での長谷川の戦いは、まさに「肉を切らせて骨を絶つ」という壮絶なものでした。

この試合に対してスポニチ本紙の世界戦評論でおなじみの浜田剛史氏(元世界王者=帝拳プロモーション代表)は、こう語っていました。

「力と意地を前面に出したボクシングを長谷川が最後まで通したことに驚いた。本来はスピードとタイミングが武器だが、力を入れたパンチを足を止めて連打する危険なボクシングを貫いた。12回を通して組み立てるのではなく、1回ごとに戦った。12回全部、危険を背負って勝負した印象だ。(略)」

この試合前、長谷川を取り巻く環境は、最愛の母親・裕美子さんががんで他界するなど、平常心ではいられない出来事がありました。いつもと違う戦いぶりの背景には、そうしたことが影響していたこともあったのだろうと思いますが、私は、それとは別にこの壮絶さは、2階級上のフェザー級に殴りこむ長谷川の“名刺代わり”の戦い、と受け取りました。フェザー級の面々には、下の階級から上がってくるものに対して“上から目線”があるでしょうし、長谷川の危険極まりない戦いにそれを意識した意地を感じたからでした。

結果、フェザー級の面々からは「分かった、分かった、もういいよ」との声が聞こえてきそうな長谷川の存在感となりました。とともに不気味なゴンザレス戦では、本来のスピード&タイミングのボクシングが戻ってきそうな気配です。1位選手を迎え撃つこの指名試合に勝てば、長谷川のフェザー級でのKO防衛路線が確立されることになりそうです。

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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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