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コロナ禍で国内初の世界戦決定

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、無観客でのイベント開催など制限を余儀なくされていたスポーツ各界が、このままでは…と“緩和”に向けての模索を開始しました。

プロ野球とサッカーのJリーグがこのほど、入場者制限見直しの要望書を政府に提出したのです。

これまでの有観客にした場合の政府のガイドラインは「5000人か、または収容人数の50%か、どちらか少ないほうを上限とする」(9月末まで)でしたが、これを改めて要望書は「2万人か、または収容人数の50%か、どちらか少ないほうを上限とする」という緩和案です。

もちろん、元のかたちに戻し、スタンドをプロの試合には欠かせない観客の熱狂で埋めたいことは、財政面も含めてやまやまでしょうが、コロナ禍にあってはそうもいかず、しかし、新たな要望案も、クラスターの発生との不安と抱き合わせとなり、改めてやっかいなコロナ禍、切り替えへの決断の難しさを感じます。

そうした中で「いつまでも下を向いていても…。ボクシングで世の中を活性化させたい」と決断に踏み切ったのがプロボクシングのワタナベジム(渡辺均会長=東京・品川区東五反田)でした。9月8日、所属するWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(26)の防衛戦を行うことを発表したのです。

京口の3度目の防衛戦は11月3日、大阪・インテックス大阪で開催されます。対戦相手はタノンサック・シムシー(20=タイ)で有観客試合とする観客は、収容人数の50%、約2000人を上限としています。

異例ずくめ~ワタナベジムの決断

さて…試合が行われる11月にコロナ禍がどういう情勢になっているのか分かりませんが、依然として渦中にある現段階で国内で世界戦を実施するのは初となります。

コロナ禍にあって世界戦が見送られていたのにはもちろん理由があります。外国人の選手・関係者が入国する際に支障は出ないか、足止めによって選手のコンディションに影響は出ないか…などなど。これはもちろん日本人王者や選手が外国に出向く場合もあてはまり、どうしても躊躇が生じてしまうのはやむを得ないことでしょう。

ということで渡辺会長は、この世界戦実施のために何をしたか-。

すべてが異例ずくめとなりました。

まずレフェリー、ジャッジ3人の計4人を全員、国内で用意すること。普通は公正を期すためジャッジ2人は両国から1人ずつ、残る1人は中立国からの構成となっています。また挑戦者にしても、入国の際のトラブルに備え、何と代替選手を確保、相手陣営の了承を取りつけているといいます。

開催に当たり渡辺会長と京口らは、大阪府庁に吉村洋文知事を表敬訪問、この世界戦の成功を約束、知事からは激励を受けました。

王者の京口にとっては、2019年10月1日のV2戦(判定〇=久田哲也戦)以来、1年1カ月ぶりの試合となりますが、試合の成り行きととともに、ここまでしなくてはならないコロナ禍で強行する世界戦が、果たしてどんな結果を生み出すのかも注目されるところです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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