FC2ブログ

松山崩れた~逆転遠く

ウ~ン、これはちょっと見逃すわけにはいかないなァ、と「テレビ朝日」の9月21日午前2時からの夜中の放送に備えました。

激闘を展開させている米男子ゴルフのメジャー競技「全米オープン」(米ニューヨーク州ママロネック=ウイングドフックGC)最終日の生中継です。

日本の松山英樹(28=LEXUS)の“粘りのゴルフ”が難コースに光り、第3日(現地時間9月19日)を終えて首位に5打差(通算イーブンパー)の4位とV圏をキープ。これはいけるかも…という逆転優勝を懸けた最終日への期待です。

観(み)る側がリキんだとき、それと逆のことが起きるのは、さまざなスポーツでよくあることですが、いきなり…オイオイ松山もかよ、それはないだろ、の展開になってしまいました。

最終組のひと組前でスタート。1番(バー4)でのその日を占う第1打が左ラフへ飛んでいきます。

狭いフェアウエー、深いラフ、風で乾いた高速グリーン…。大会を主催するUSGA(全米ゴルフ協会)ならではのやっかいなメジャー設定に第3日終了の段階でアンダーパーは3人だけ。“世界最強決定戦”を制するためのポイントは、まずフェアウエーをキープ、そこから我慢、というやっかいなものとなっていました。

それが…いきなりラフでは調子が狂います。脱出を最優先させた第2打。第3打でオンのあと3パット。ダブルボギー(通算2オーバーに後退)の発進は尾を引き、次の2番から4番までの3ホール、すべて第1打を左に曲げて痛恨の3連続ボギーとなりました。

逆転を狙いながら開始4ホールで5オーバーは、中継するテレビの解説を務め、スポニチ本紙に「メジャー基準」のゴルフコラムを執筆している丸山茂樹氏(東京五輪日本代表ヘッドコーチ)が「まず1番から5番までをパーでしのげるかどうか」という中、最悪の結果となったと言えるでしょう。

いきなり4ホールで5オーバーの乱調

4番でも第1打を左に曲げたとき、テレビに映し出された松山は「またか。なぜ?」といった迷いの顔を見せていました。

丸山氏が「本当にゴルフは怖いですね。一夜でこうも変わってしまうんですから」と言います。確かに前日の第3日、3連続を含む6バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの山あり谷ありのパープレー(70)ながら、内容は松山自身「アップダウンの激しいラウンドだったけどバーディーパットを打てている。それが増えているのでよかった」と振り返っています。データでは18ホール中、13ホールでパーオン。それが好機を生んでいました。

インスタートの第2日には、後半開始の1番(パー4)でピンの上から傾斜を利用して戻らせたボールが、そのままカップインして松山自身、珍しく両手を上げて喜びを表した光景も見られたのに…。

それが…前半アウト、パー3を除く7ホールで第1打をフェアウエーに置けたのは8番だけというショットの乱調。浮き沈みはつきものながら、勝負が懸かった最終日にそれが出てしまったことが“ゴルフの怖さ”を物語ります。

「全米オープン」と言えば1980年6月、帝王ジャック・ニクラウス(米国)と青木功が4日間、最後まで競り合った「バルタスロルの死闘」(青木は2位)が思い出されます。松山自身、2017年の「全米オープン」で最終日に猛追して2位となる健闘を演じています。

達成されそうで達成さない日本男子勢悲願のメジャー制覇-。

結局、松山の最終日は、後半インの3ボギーを合わせて1バーディー、7ボギー、1ダブルボギーの8オーバー「78」と崩れ、通算8オーバーで17位タイに終わりました。

ちなみに優勝は、ブライソン・デシャンボー(27=米国)が通算6アンダーで難コースをねじ伏せ勝ち取りました。

残念な松山でしたが、この借りを11月に予定されている“秋開催”の「マスターズ」で倍返しすることが出来るかどうか、期待を…いやいやもう、期待しないでチラリと観ていようと思います。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR