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エスカレーターで「立ち止まる」新習慣

JR東海道線の東京駅から地下深いJR京葉線の東京駅までは結構、距離がありますね。データによると約565メートルもあるとのことです。

この長距離エリアには、利用者の便宜を図るため、歩行用の通路のほかにエスカレーター、動く歩道(水平型エスカレーター)が設置されています。京葉線沿線にはディズニーランドなどがあり、また、余談ながら、東京駅から2駅目の「越中島」は、スポニチ東京本社の最寄り駅でもあり、常にこの通路は混雑しています。

混雑する場所なら人々のエスカレーターの乗り方が問われ、通常は(もはや当たり前のマナー?)立ち止まるのは左側、右側を急ぐたちのためにあけることは暗黙の了解となっており、若いカップルや大きな荷物がそこをふさいでいると、昨今は“あけろ!”と文句を言われても仕方がない情勢となっています。

歴史をひもとくと…日本に初めてエレベーターが出現したのは1914年(大正3)のこと。東京・三越呉服店と東京大正博覧会会場に設置された、とありました。

さらに…現在の急ぐ人のための「片側あけ」は、関西の阪急電鉄が1967年に「左側あけ」を呼びかけ、大阪万博(1970年)にも同様の呼びかけが行われ、関東の「右側あけ」とは逆の「左側あけ」が定着していきました。

事故急増を背景に…

1960年代と言えば、前半に東京オリンピックの開催、新幹線の開業、高速道路の建設など高度経済成長はピークに達し、後半は安定成長期へと移行していきます。

そうした中での最大のイベントとなった大阪万博には「日本人の4人に1人が訪れた」とも言われる熱狂を生み、大混雑の中でエスカレーターの乗り方も「片側あけ」を余儀なくされたのでしょうね。

もはや“文化”とも言える日本のエスカレーターの歩くことを前提とした「片側あけ」ですが、ここへきてエスカレーターは「歩かずに立ち止まろう」という新たなルール(あるいはもともとの正しい乗り方?)が呼びかけられています。

もちろんそれは「乗り方が起こす事故防止のため」ですが、実際、エスカレーターで歩いていて転倒する、つまずく、などの事故が急増しているのだそうです。

過去にも、巻き込まれたり、挟まれたり、のトラブルが多くあり、エスカレーターの事故は少なくない状況ですが、高齢化社会ということもあり、防げるものは防ごうと東京駅には「止まろう」と書かれたポスターが貼られるなどしています。

かつての私を含めて急ぐ人たちは、右側があいていて当たり前、の感覚でいましたが「安全・安心」を思えば、こういう習慣も改善されていかなければならないことなのでしょうね。

ふと気づきましたが、このところの新型コロナウイルス禍でエスカレーターの手すりにあまり触れたくないなァ、などという気持ちも起きています。

そういうことが事故の原因にもなりかねず、やはり、急がず、慌てず、慎重を期したいものです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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