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近づく“モンスター”の防衛戦

プロボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(27=大橋)の注目の一戦が近づきました。

10月31日(日本時間11月1日)、ラスベガス(米ネバダ州)の「MGMグランド」で開催されるタイトルマッチ。相手はジェーソン・モロニー(29=オーストラリア)です。
試合は11月1日午前10時30分からWOWOWで生中継

ラスベガス入りして調整してきた井上は、10月27日(日本時間同28日)に練習を打ち上げ。当地で取材に当たるスポニチ本紙の通信員によると「すべての準備が整った。後は疲れを抜くだけ。1年ぶりの試合。暴れます」と力強い言葉を口にしたとのことでした。

昨年11月7日に行われた「WBSSバンタム級トーナメント決勝」(さいたまスーパーアリーナ)で5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)を下し、バンタム級最強の称号を得た井上ですが、その後、年が明けて世界が新型コロナウイルスの感染拡大の渦に飲み込まれ、スポーツのイベントも開催がままならない状況に追い込まれました。

当初、井上は4月25日にラスベガスでWBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)と3団体統一戦を行う予定でしたが、それも延期を余儀なくされ、とともにカシメロ陣営も先行きが見えない延期に業を煮やし他の試合を決定。井上は宙に浮いた形となり、次戦の交渉が難航する中、モロニー戦が決まったという経緯がありました。

下馬評は“圧倒的有利”だが…

周囲には当然、1年間のブランクはどうか? という懸念もありましたが、大橋ジム・大橋秀行会長は「井上という選手は、日々の練習をメーンとして、試合はその延長線上にあると考える選手。心配はない」と話していました。

もちろん現地での評価も高く、前出の通信員は「下馬評は挑戦者の圧倒的不利」と伝えてきています。が、下馬評が高く、オッズ(賭け率)にも大きな差がついているような場合は、逆に要注意ですね。

10月26日(日本時間同27日)に開かれたトップランク社主催のオンライン会見で挑戦者のモロニーは「アンダードッグ(かませ犬)の立ち位置は大好き。人々が間違っていたことを証明するのも大好き」と開き直っています。

一方、井上は、自身も「慣れるしかない」と言っているように、地元テレビ局などメディアの取材攻勢が相変わらず、この時期でも続いているそうです。コンディションが心配ですね。

私自身、1990年2月10日、2度目の来日となった敵なしの統一世界ヘビー級王者マイク・タイソン(米国)が“かませ犬”的だったジェームス“バスター”ダグラス(米国)に敗れた試合をリングサイドで目撃して以来、ボクシングに絶対なんかない、という考えはこのスポーツを取材するに当たっての基本となっています。

井上にとって今回の試合は、ある意味、今後の井上の試合の形を決める上で正念場となるでしょう。つまり、フィりピンのパッキャオのような形、ラスベガスのリングを拠点に出来るかどうか、ということです。

そのためにも内容ある勝ち方を期待したいですね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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