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実現した井岡vs田中の大みそか対決

「点」と「点」があり、やがてそれが接近して「線」で結ばれます。

その交わりがファン垂涎のものなら“待ってました!”とドッと沸きます。格闘技系はマッチメークの面白さがすべて。かつて繁栄を築いた立ち技打撃系格闘技の「K-1」も総合格闘技リングの「PRIDE」もクオリティの高い対戦カードを求めて苦慮していたものでした。

プロボクシングにしても例外ということはありません。対戦カードがすべて。元世界王者の浜田剛史氏(帝拳代表)は言います。「ファンが望み、見たいと思うカードは、機が熟せば線で結ばれますね」-。

そうした流れの中で大みそか対決(東京・大田区総合体育館)が実現した王者・井岡一翔(31=Ambition)-挑戦者・田中恒成(25=畑中)のWBO世界スーパフライ級タイトルマッチは、ファンもオオッ、来た~ッ、と振り向いたことと思います。期待がふくらむ日本人対決-。

ともに“早熟”のボクサーです。

田中が誕生(1995年6月15日生まれ)したとき、1989年3月24日生まれの井岡は6歳。中学1年でボクシングを始めた井岡に対し、田中は幼稚園時から空手を始め、小学5年時にボクシングに接しています。

「世代交代の戦い」と田中恒成

格闘技歴は田中が上の2人は、プロ入り後、井岡が2011年2月、当時国内最速の7戦目で世界王座(WBC世界ミニマム級王座)を奪取。その記録を2015年5月、田中がプロ5戦目で世界王座(WBO世界ミニマム級王座)を奪って塗り替え、点と点の立場でスピード出世を争っています。

その後、田中が世界最速のプロ12戦目で3階級制覇達成。井岡は2019年6月、WBO世界スーパーフライ級王座決定戦に勝利、日本人男子初の4階級制覇を成し遂げています。

接近する2人の天才は、2019年大みそか、東京・大田区総合体育館のリングで競い合います。井岡がWBO世界スーパーフライ級王座の初防衛戦、田中がWBO世界フライ級王座のV3戦。いずれも勝利して一触即発のリングとなり、2020年1月末、田中が王座を返上したことで井岡との激突が実現しました。

井岡が日本人初となった4階級制覇王者のプライドで田中を見下せば、田中は日本人2人目の4階級制覇を狙って引きません。

井岡の日本人対決と言えば、WBC世界ミニマム級王者時代の2012年6月、WBA世界ミニマム級王者・八重樫東(大橋=引退)と激突したWBC&WBA世界同級王座統一戦(井岡の判定勝利)が思い出されます。

以来、8年ぶりとなる日本人との世界戦。日本人対決はともに意地のぶつかり合いとなるため激戦となりますが、今回もそれは避けられないでしょう。

なぜなら井岡の「格下」を宣言するビッグマウスに対して田中は「世代交代」の戦いと位置づけているからです。

「これからはボクの時代。ボクがリードしていきます」という田中の覚悟が、コロナ禍の大みそかを熱くしそうです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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