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2020年の流行語年間大賞は「3密」

年末恒例のこのイベントは面白いですね。

「2020ユーキャン新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)です。

11月5日に候補30語が決まり、12月1日、その中から「トップ10」と「年間大賞」が選ばれ、発表されました。

候補30語では、半数以上の17語が「COVID19」関連のものとなり、3月から始まった新型コロナウイルス禍に振り回された1年(これからもまだ…でしょうね)を物語りましたが、それを象徴して年間大賞には「3密」が、トップ10も「アベノマスク」「アマビエ」など8語がコロナ関連のものとなりました。

1984年(昭和59年)から始まったこのイベントは、その年に話題になった言葉、世相を巧みに反映する言葉、などを選び出すものですが、この概念に忠実に従うなら、後の時代になっても、その言葉ひとつで当時の世相が浮かび上がるものでなくては…と思います。

近年は「グ~!」(2008年=エド・はるみ)や「ワイルドだろぉ」(2012年=スギちゃん)など、お笑いタレントの“一発ギャグ”的なものも年間大賞に選ばれていますが、趣旨を考えると一時的なものでピンと来ません。

小池都知事お得意のアピール

私自身が独断で今でも“これこそが”と思っているのが、1986年(昭和61年)に流行語の銅賞に選ばれた「亭主元気で留守がいい」(上山英介=大日本除虫菊社長)です。
(注=当時は「新語部門」と「流行語部門」に分かれ、それぞれ金・銀・銅賞が設けられていました)

振り返ってみると1980年代半ばというのは凄い時代でした。いわゆる“バブル景気”の始まりです。人々が、貯蓄より使うこと、に走った時代。「亭主は、元気でさえあれば、家などにいないで外で金を稼いでくれればいい」と母ちゃんたちがニンマリほくそ笑むCMのコピーは、見事に時代を反映させていたといえるでしょうか。

2020年の年間大賞に選ばれた「3密」は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために「密閉・密接・密集」を避ける新概念です。小池百合子・東京都知事が、得意のボードで「NO3密‼ 3つの密を避けて行動を」とアピールしたことが始まり。街中には飲食店などをはじめとして「3密」の意識は広く浸透していきました。

トップ10のうち、コロナ関連以外では、爆発的にヒットしたコミック「鬼滅の刃」やタメ口で人気の「フワちゃん」など2語が入りましたが、やはり、2020年を象徴する言葉は、コロナ関連語以外にはないでしょうね。

スポニチ本紙は、選考委員を務める言語学者・金田一秀穂氏の「“3高”“3K”といくつかある大切な項目をまとめる言い方が日本語にはあって得意技と言える」というコメントを掲載していましたが、なるほど…ですね。

ちなみに「3高」は、高学歴・高身長・高収入、の女性の結婚相手の条件。「3K」は、きつい・汚い・危険、の労働環境です。近年は、この分野にも作業着が似合う女性が果敢に進出してきて活躍してもいます。ちなみに「3NO」などというのもあって、これは、暴力を振るわない・借金をしない・浮気をしない、などだそうです。

いずれにしても金田一氏が指摘するように「3〇」は語調もよく、口に出しやすい、覚えやすい、という面で2020年の年間大賞にふさわしいといえますね。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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