FC2ブログ

辞退者続出の聖火リレー

“機運を高める”という意味では大事なイベントですね。

東京五輪の「聖火リレー」です。“復興五輪”をテーマとする2020東京五輪(延期されて2021東京五輪に)の聖火リレーは、3月25日に福島県の「Jヴィレッジ」をスタートして県内を回り、それから全国展開する予定となっています。

新型コロナウイルスの感染がなかなか収まりを見せず、政府の非常事態宣言も2週間延長され、国民にとっては3月21日までの我慢が求められました。

そんな中、五輪どころでは? という方々も多く、前大会組織委員長の森喜朗氏の「沿道の密を避けるなら(著名人は)田んぼを走ってもいい」などの発言もあり、タレントなど芸能関係者の聖火リレー辞退が続出、なにやら素直に楽しめない情勢となっています。

追い打ちをかけるように福島県は3月6日、東京電力福島第一原発事故の被災地である南相馬市を走る予定だった人気アイドルグループの「TOKIO」、さらにNHKの連続テレビ小説「エール」で福島県出身の作曲家・古関裕而さんをモデルとする主人公を好演した俳優・窪田正孝の辞退も発表。いずれもスケジュールが合わないことを理由としていますが、森発言に敏感に反応したお笑いタレントの田村淳に続き、歌手の五木ひろし、俳優の渡辺徹ら辞退の連鎖が止まらない状態にあります。

「仕方がない」とはいえ…

福島県の実行委員会は、辞退者に代わって、やはり「エール」に出演した俳優の菊池桃子らを選びましたが、交代で選ばれたほうも、スッキリというわけにはいかないことでしょう、と思います。

オリンピック(夏季大会)の聖火リレーは、1936年ベルリン大会から始まり、それ以降、毎回欠かさずに行われています。資料によると…発案者はベルリン大会組織委員会事務総長のカール・ディーム氏と言われています。古代オリンピア遺跡のヘラ神殿前で太陽光から凹面鏡で採火され、聖火ランナーによって運び継がれる壮大な儀式。もっともこの時代、ドイツ・ナチス軍の示威行為などという陰口もあったそうですが…。

もちろん今は「平和の象徴」です。

東京五輪の今回の聖火リレーを行う際のガイドラインが大会組織委員会から発表されています。

それによると-。

沿道での観客はマスクを着け、応援は大声を出さずに拍手で行うこと。しかし、リレーの様子はインターネットでライブ中継されるため、沿道での“密”は出来得る限り避けたい旨を求めています。

著名人ランナーが走る区間は、森前会長の“田んぼ”ではありませんが、なるたけ密集対策がとれる場所、としており、とあれば…著名人ランナーたちは、やはり、出ないほうがいいかな、と気を遣うところでしょうね。

さまざまなイベントにおける無観客か有観客かの問題もそうですが、盛り上げることに対するプラス面、マイナス面が問われ、これまで当たり前のようにあった聖火リレーの存在さえも居場所をなくしかけているというヘンな時代…ホントに嘆かわしいですね。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR