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“令和の怪物”初見参!

スポーツが持つ力が、弱った人々に様々な形で勇気と元気を与え、力強い“弱者への応援歌”となることは間違いないですね。

以前のこと。こんな出来事がありました。

仕事を通して知り合った地方のテレビ局に勤務する知人が、体を壊して入院を余儀なくされたとき、毎朝、目が覚めると病院の売店にスポーツ新聞を買いに行き「好きな(プロ野球の)横浜ベイスターズ(当時=現・横浜DeNAベイスターズ)が勝ったときの記事を読むのが唯一の楽しみでした。ホント、どれだけ元気や明日への活力をもらったことかわからないほどでしたよ」と話してくれたことがありました。

野球にしろサッカーにしろ、あるいはマラソンなど様々なスポーツにしろ、懸命に戦う人たちが発する熱気や粘り、折れない心は、様々な形となって観(み)る側へメッセージを送り込んでいるのでしょうね。

前置きが長くなりましたが、この若者もきっと人々に多くの元気と活力を送っているのだろうなァ、と思います。

プロ野球のドラフト1位で入団した高卒2年目の19歳。ロッテの佐々木朗希投手が注目の実戦デビューを果たしました。

3月12日、ZOZOマリンスタジアムで開催された対中日とのオープン戦。6回に2番手として登板して1イニングを力投。佐々木は全12球中、11球がストレートで最速153キロ。3人を一ゴロ、遊ゴロ、三振の“完全”に仕留めました。

被災地に元気と勇気を

ルーキーイヤーだった昨季、出番はいつ? とそればかりが期待されましたが、球団は体力づくりを第一として温存。今季はキャンプでのフリー打撃、シート打撃などでその姿を見るにとどまっていました。

それだけにオープン戦での初の実戦登板は、本人も、またそれ以上に観る側も様々な思いが交錯したのではないでしょうか。

2001年(平13)11月3日生まれ。岩手県陸前高田市出身。2011年3月11日に発生した東日本大地震のとき、高田小3年の9歳でした。祖父母と父親を、さらに実家も津波で失った被災者-。

その後、大船渡市に移り住み、小学校転向→大船度市立第一中→岩手県立大船渡高と野球を続け、高校2年時には157キロを投げ“令和の怪物”と呼ばれるまでに成長しています。

東日本大震災の発生から10年が経った「3・11」の翌日3月12日に実戦初登板のチャンスが回って来たのも縁というものでしょう。

そして…佐々木を見守る被災者たちの多くの目があり、佐々木の一挙手一投足は、応援している人たちにまた、これ以上ない“応援歌”として勇気と元気を与えていることでしょう。

佐々木の力投を報じた3月13日付のスポニチ本紙は、佐々木の「プロ野球選手として今、こうしてマウンドで投げて、野球が出来ていることに感謝しています」というコメントを伝えていました。

上々の滑り出し…第一歩を踏み出し、次の2歩、3歩が楽しみになりました。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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