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平均年齢「35・4歳」の裏に・・・

プロゴルフ界は、男子ツアーが面白くなっています。

「35・4歳」-。お分かりですか? 開幕から前週まで、計5大会を終えたところの優勝者の平均年齢です。

ちなみに・・・。

①東建ホームメイト・カップ 高山忠洋(33)
②つるやオープン      近藤共弘(34)
③中日クラウンズ      B・ジョーンズ(36)
④日本プロ選手権      河井博大(39)
⑤とおとうみ浜松オープン  小林正則(35)

・・・といった展開です。

特に前々週「日本プロ選手権・日清カップヌードル杯」(5月15日最終日=兵庫・小野東洋GC)を制した河井博大、前週「とおとうみ浜松オープン」(5月22日最終日=静岡・グランディ浜名湖GC)を制した小林正則は、ともにプロ16年目、プロ14年目でやっと、ツアー初優勝を勝ち取った苦労人です。

悲願の初優勝が日本プロ選手権のタイトルとなった河井は「これまでいろいろあったけど本当に辞めなくてよかった」と男泣きし、プレーオフでニュー・ジェネレーションの代表格である石川遼を撃破した小林は、河井の優勝に接して「本当に勇気をもらった。自分にも絶対にチャンスが来る」と言い聞かせ、それを実らせました。

そういう人たちの優勝は、本当に感動的です。

下積み苦労人の台頭

河井は広島市出身、中3でゴルフを始め、進学した広島県立瀬戸内高校のゴルフ部では、田中秀道が1年先輩にいました。この2人は“師弟関係”を続け、いまなお、強い絆で結ばれています。

1996年のプロ転向後、00年に初シードを獲得しますが、翌年には手放してしまい、06に再び獲得しても、また翌年には手放してしまうなど、トーナメントプロの生命線であるシード権の獲得に四苦八苦するプロ人生が続きました。苦闘の原因をJGT(ジャパン・ゴルフ・ツアー)の選手データでは「平均パット数が例年、100位台とグリーン上で苦戦している」と指摘していました。

印象的だった「クロスハンド・グリップ」のパッティング・スタイルは、過去の苦闘をしのばせるものでしたが、日本プロ選手権の優勝者は、翌年から5年間のシード権付き。河井にとっては、このごほうびでやっと、一息つけるのかもしれません。

小林もまた、05年から3年間、ツアーでの獲得賞金がゼロとなるなど、楽なプロ人生ではありませんでした。

千葉県出身。東京学館浦安高→日大を経て1998年にプロ転向。飛距離を武器とする大型新人として期待され、02年に初シードを獲得しましたが、04年に陥落すると迷路に入り込んでしまいました。JGTの選手データには「飛距離より安定性を求めてスイングを試行錯誤するうちに迷路にはまり込んでしまった」と記されていました。

が、河井にしろ小林にしろ、あきらめずにこうして這い上がってきたことには、敬意を表したいと思います。ゴルフというメンタル・ゲームは本来、こういうものだと思いますし、苦闘という経験が、血となり肉となって、人なりゴルフなりを深めていかなければ、意味がないだろうと思うからです。

そういう意味からすれば今後、彼ら苦労人が、怖いもの知らずの勢いを武器とするニュー・ジェネレーション勢に立ち向かえば、これは面白いことになりそうです。

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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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