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無常の風

故事にあります。

「無常の風はときを選ばず」と-。

まあ、風が花を散らすように人間はいつ死ぬかわからない、といった“はかなさ”を表したものですが、死とまではいかないまでも、さまざまな災いというものは、本当に思いもよらず突然、降りかかってくるもののようです。

 どうも変だ、と、この2カ月ほど、左足の異状が気になっていました。
 状況としては、100メートルほど歩くと、まず、ふくらはぎあたりが筋肉痛のような痛みに襲われて歩けなくなってしまいます。立ち止まってしばらくすると治ってしまい、再び歩き始めるとまた、100メートルほどで同じことが起こり、今度は次第に足全体がシビれたようになってしまい、また、立ち止まってしまうのです。

おかしい、おかしい、と思いながらも、こういう症状の場合、単なる運動不足かな、そのうち治るだろう、とタカをくくって、なかなか医者などには行かないものです。

ある日、ボクシング界の名門・帝拳ジムを率いる本田明彦会長と雑談中、私がこの左足の状態を話したところ、会長が即座に言いました。

「サトーさん、それ、ボクと同じ。早く医者に見せた方がいいよ。要するに血液の流れの問題なんだよ。手遅れになるとまずいよ」

血液の流れが悪くなる原因は、年齢的なものや喫煙歴など生活習慣的なものなど、さまざまでしょうが、会長自身の経験談では、血管の劣化、血液の質の劣化で起こる、とのことでした。

経験者に話を聞けたことは幸運でした。
もう躊躇(ちゅうちょ)などなく即、病院へ。そして精密検査・・・。
結果は? ああ「無常の風」でした。下肢CT検査で写っていたものは、注入した造影剤がぷっつりと途絶えている画像だったのです。

血管がもう限界なのでしょうか。血の巡り? そんなもの、もともと悪ィよ、などと真面目そうな医者に冗談を言うわけにもいかず、手術! の宣告にただただ、素直にハイ、というしかありませんでした。

 人の一生は、良いことばかりではなく、また、悪いことばかりでもなく、トータルでプラス&マイナス=ゼロ、になるように神様は画策しているのでしょう。

 長年、締め切り時間に追われ、紫煙の中で原稿を書きまくり、それが終われば仲間たちと酒、という不規則、かつ不摂生な生活習慣に対し、神様はいいかげんにしろ! と警鐘を鳴らしてくれたのかもしれません。

もし、同じような症状の人がいたら・・・と、これを書いてみました。
私自身はこれから、我慢と反省の日々、ということになりそうです。

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どうぞ、お大事になさってください。
陰ながらお祈りしています。
プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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