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マンション暮らし考⑨

私が住むマンションでは、毎年6月に管理組合の定時総会を開催しますが、輪番制により管理組合の役員(理事4、監事1)を仰せつかっている面々は目下、そのときを間近に控えて準備に余念がありません。

まあ、やっかい、かつ面倒なことではありますが、マンションで暮らす以上、誰かが引き受けざるを得ない、仕方のない“お役目”といったところでしょうか。

02年(平成14年)8月に竣工、5階建て53戸の、この中規模マンションは、この8月で丸9年を迎えますが、管理会社による長期修繕計画表では、2年後の13年度に第1回の大規模修繕工事を控えており、理事間の互選により、何故か私が理事長を務めることになってしまった当期の理事会では、それに備える修繕積立金の状況はどうか、などということに多くの時間を割いてきました。

幸いなことに第1回の大規模修繕工事に向けては、一時金の徴収など特別な補充はなしに、現行のまま、行えることになりましたが、その先をにらんだ「備え」を考えるとやはり、年数を経ることによる建物各所の老朽化もあることだろうし、修繕積立金の改定(値上げ)を実施せざるを得なくなることは必至の情勢で、頭の痛い問題ではあります。

マンション暮らしの区分所有者は月々、管理費と修繕積立金を納めていますが、修繕積立金の改定問題が出てくると必ず、では管理費を減らせないものか、という「プラス・マイナス」案が出てきます。

そんなとき私は、収支決算書の管理費会計の部に「駐車場使用料」が含まれているかどうか、を見ることにしています。

(維持費がかかり過ぎる機械式駐車場=写真は私が住むマンションではありません)
機械式駐車場

駐車場使用料を管理費収入の中に入れているマンションは多いのではないかと思います(もちろん別枠で徴収のケースもあるでしょうが・・・)が、管理費(実際は管理費を含む管理費収入)が多すぎるのではないか、という意見には、駐車場使用料の収入を見逃している場合が多々、あるのではないかと思います。

その確認は簡単なことです。毎年の定時総会の際、管理組合員に配布される収支決算書の管理費会計の部・収入の部総額から駐車場使用料を引いてしまうと、支出の部が多くなり結果、赤字ということになってしまいます。

逆の見方をすると、駐車場使用料を入れれば黒字という状態を続けていていいのかどうか、という疑問も生まれてきます。なぜなら、例えば上下に昇降する、機械式の立体式駐車場を備えている場合、限られたスペースで多くの車を収めるのには便利な機能ではありますが、何しろ屋外に設置された雨ざらしの設備ということで、相応の年数を経てからは痛みも早く、維持費や修理費に結構な金額を必要とする“やっかいもの”であるからです。

こんなことは考えたくもありませんが、想定外に終始した3・11東日本大震災による被害もあり、台風を含む災害などで機械式駐車場の全機能が失われ、全交換になってしまった、などという最悪のときに要する費用は、恐らくハンパではないことでしょう。

こうしてみると、管理費の修繕積立金とのバランスは、多額の収入(支出も多いですが)となる駐車場料金が握っているようにも思われます。それをただ一律に管理費会計の中に組み込むのか、一部を管理費会計に、一部を修繕積立金会計に、といった工夫を必要とするのか、グッド・アイディアを知りたいものです。

(「マンション暮らし考」の連載は「日常」のカテゴリに入れています)

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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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