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藍ちゃんの価値ある今季初優勝

藍ちゃんがやってくれました。USLPGAツアーに組み込まれている欧州女子ツアー「エビアン・マスターズ」(7月24日最終日、フランス=エビアン・マスターズGC)での宮里藍(26=サントリー)です。久々に、そして揺るぎない、堂々たる今季初優勝でした。

プロゴルファーたちと話していると、全盛期の岡本綾子もそうでしたが、しばしば「私の週」という言葉が、口グセのように出てきます。年間を通して毎週、ゴルフのトーナメントに出場していると、好・不調の波もあり、どう頑張ってもダメ、という週も当然、出てきます。逆に運も含めて“いける!”と感じられる週もあるわけで、それが「私の週」であり、そこに優勝のチャンスが出てきます。

第3日を終えて通算13アンダーで単独トップに立った宮里にとって、今週はまさに「私の週」だったようです。冒頭で“揺るぎない”という表現を使ったのは、宮里を追撃するS・ルイス、A・スタンフォードら米国勢、韓国のR・ホンらが自滅で沈み、宮里の“揺るぎない”ビクトリー・ロードをつくり上げていたからです。

その象徴が同組でラウンドしたホンだったでしょうか。勝負のバックナインに入り、宮里が12番(パー4)でボギーを叩き、スコアを1つ落として通算15アンダーとします。11番(パー4)でバーディーを奪い、追撃態勢に入ったホンは12番もバーディーとして通算14アンダー。宮里に1打差に迫り、気合が入りました。

競りかける相手の自滅! 揺るぎない「私の週」

面白いものだ、という言い方は、語弊があるかもしれませんが、ゴルフは本当にメンタル・ゲームだと思います。1打差に詰め寄られても、宮里は慌てず騒がず、自分のゴルフに集中し、13番(パー4)でバーディー奪取! 逆に優勝を意識したホンは、この大事な場面でボギーを叩き、1打差が一転、3打差に広がってしまいます。気合が空転したホンは、ここから4連続ボギーでアッという間に優勝戦線から脱落していきました。

代わってルイスが15番(パー5)でバーディーを奪い、通算14アンダーで宮里に1打差に迫りますが、後が続かず、直後の16番(パー4)で自滅のボギーを叩き、宮里に道を明けてしまいました。

最終的に通算15アンダーでホールアウトした宮里は、後続に2打差をつけて優勝しました。ピンチがあっても、競りかける相手の自滅により、さほど深刻な事態には陥らず、昨年8月の「セーフウエー・クラシック」以来、11カ月ぶりの今季初優勝(通算7勝目)を呼び込みました。

この「エビアン・マスターズ」を「私の週」とした背景には、さまざまな要素があったことと思います。

09年に長いスランプからの脱出を告げる復活V、悲願の米ツアー初優勝を飾った、思い出の大会ということもあるでしょう。東北高校出身。東日本大震災に見舞われた被災地(者)に何かをしなければ・・・という使命感もあったことでしょう。先を越されてしまった感じの「なでしこジャパン」の快挙。宮里がこの大会に優さん&豊子さんの両親を呼び寄せたのは、決意を揺るぎないものにしたかったのかもしれません。

次週はいよいよ「全英リコー女子オープン」(7月28日開幕、英スコットランド=カーヌスティGL)へのチャレンジです。初のメジャー制覇に向けて、この優勝が大きな弾みとなることは間違いないでしょう。


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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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