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出番ですよ! 岡見さん!

格闘技ファンにとっては、待ち望んでいたときが、やっと近付きました。そう、米総合格闘技リング「UFC」のミドル級“絶対王者”アンデウソン・シウバ(36=ブラジル)が持つタイトルに挑戦する日本の岡見勇信(30=和術慧舟会東京本部)です。

舞台は8月27日(日本時間同28日)にブラジル・リオデジャネイロで開催される「UFC-134」(WOWOWが8月28日午前10時から生中継)ですが、ホームでの防衛戦に臨む王者に対し、完全アウエーの戦いを強いられる岡見が、果たして歴史的快挙を達成させるかどうか、注目されるところです。

岡見という日本人ファイターが脚光を浴び始めたのは06年8月、UFCに初参戦以降でした。それ以前にも、日本のPRIDE(武士道)やHERO’Sに参戦していましたが、UFC初陣となった「62」でアラン・ベルチャー(米国)を下し(判定勝ち)以後、この勝利を含み4連勝。オクタゴンでの快進撃が、厳しいファンの目を、オオッ、やるな、と岡見に向けさせました。

余談ですが、アラン・ベルチャーといえば09年7月の「UFC-100」(米ネバダ州ラスベガス)で秋山成勲(クラウド秋山道場)のデビュー戦の相手をした選手です。このとき、秋山は苦戦を強いられ、2-1の小差で判定勝ちしましたが、内容はベルチャーが押していたかも・・・といった試合ではありました。

地道な努力を実らせるときが来た!

「オクタゴン」(UFCの金網で囲まれた八角形のリング)では“我慢の男”の印象が強い岡見です。08年3月の「82」でエヴァン・タナー(米国)にKO勝ちし、UFC6勝目(1敗)を挙げた時点でシウバへのチャレンジが実現の方向に向かいかけましたが、結果は実らず、となりました。

そんな経緯を経て10年11月の「122」でネイサン・マーコート(米国)を判定で下し(この時点でのUFC戦績は12戦10勝2敗)挑戦権を自力でようやく勝ち取り、今回の大一番に結びつけました。初陣から5年余の長い道のりを黙々と、ジリジリと歩んだ岡見だけに「ここは勝たなければ意味がないリング」といことを身を持って知り尽くしています。タイトル戦でももちろん、その考えは変わらないでいるようです。

日本人選手のUFC王座挑戦は過去、03年2月に和術慧舟会の先輩・宇野薫がライト級王座に挑んで以来、実に8年ぶりとなります。何よりも、このところ、五味隆典(久我山ラスカル)、小見川道大(吉田道場)、山本“KID”徳郁(KILLER BEE)、さらに秋山らが、期待されつつリングに上がりながら、オイオイ、何だよ! という残念な結果に終わっている分、岡見に懸かかる期待は大きいというものです。

アンデウソンは目下、連続V8中の無敵の王者です。が、別に岡見は、人間離れはしていても、人間でない怪物と戦うわけではありません。・・・そんな気概で挑み、日本人ファイターの意地を存分に発揮してもらいたいものです。

〈8月28日午後零時15分追記〉ファンの夢を背負った岡見でしたが、残念ながら日本人初のタイトル奪取はなりませんでした。1Rは岡見の冷静な対応が目を引き、プレッシャーをかけて前進、ケージに追い込んで動きを止めるなど優勢の場面がありました。が、2R、動きを速めて攻め込むシウバのカウンターの右でダウン、さらにカウンターの右で2度目のダウンを喫し、その後は連打を浴びてレフェリーストップ、2R2分4秒、TKO負けとなりました。ウ~ン、残念!
(試合の模様はWOWOWから)


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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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