“打倒・韓国勢!”の対立構図をつくりたい!

国内プロゴルフ・ツアーは、男子ツアーの今季最終戦となる「日本シリーズJTカップ」(12月1日開幕=東京・東京よみうりCC)より一足先に女子ツアーが2011年の全日程を終了しました。

最終戦の「LPGAツアー選手権リコーカップ」(11月27日最終日=宮崎・宮崎CC)では、韓国勢の全美貞(29)が今季初優勝(ツアー通算17勝)を飾りましたが、2年連続賞金女王の座を獲得したアン・ソンジュとともに、今年も強かった韓国勢を象徴する締めくくりとなりました。

この大会の全美貞といえば、08年の大会が思い出されます。最終日、首位で終盤を迎え、勝利を目前にしながら17番でボギー、18番ではバンカーからホームランと、普通ではありえないダブルボギーを叩き、優勝を逃して涙を流しました。

メンタル・ゲームのゴルフが持つ残酷さは、得てしてプレーヤーの心の奥底にいつまでも巣食うものです。が、それを克服(17番バーディー、18番パー)して、3年前の悔し涙を今度はうれし涙とした全美貞の精神力、リベンジ魂には拍手! でした。

とともにアン・ソンジュの昨年に続く賞金女王の座獲得も見逃せない出来事になりました。

外国人勢の連覇は25年ぶり!

賞金女王の座を初めて外国人選手が獲得したのは1982年の涂阿玉(台湾)でした。当時、無類の強さを発揮していた涂は、翌83年の連覇にとどまらず、実に86年まで5連覇を成し遂げてしまいます。

1980年代はLPGAツアーの全盛期ともいえる時期で、日本勢も大迫たつ子、岡本綾子、森口祐子、吉川なよ子ら強豪がしのぎを削っていましたが、涂の安定した強さの前には歯が立たず、何度も悔しい思いをしていたことを思い出します。

アン・ソンジュの連覇は、涂の5連覇達成以来、25年ぶりの外国人選手の連覇となりました。今季、3位に甘んじた有村智恵、4位の横峯さくら、ともども、脱帽です! と背を向けず、日本人選手にとっては厳しい現実を直視してもらいたいものです。

スポニチ本紙の担当記者は、JLPGAの新会長に就任した小林浩美氏の、今季を振り返る言葉として「日本人選手の初優勝が増えて底上げはできている。あとはそこから、個々がどう抜け出してくるかです」ということを伝えていました。

確かにそれぞれ1勝を挙げた金田久美子、野村敏京、笠りつ子、藤本麻子ら新勢力の台頭が、今後にどうつながっていくのか、期待を抱かせるものがありますが、今季全30大会(3・11東日本大震災のため4大会が中止)中、外国人勢が11勝(うち韓国勢が8勝)の現状(昨年から続いていることですが・・・)をどう打破していくかもまた、大きな課題として残されました。

日本女子オープンを初制覇して力をつけた馬場ゆかり(賞金ランク5位)ら主力どころが一丸となって“打倒・韓国勢!”を目指す対立の構図をつくりあげ、そこで見せる意気込み、リベンジ魂こそ、ツアーの繁栄が維持される原動力となることと思います。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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