“亀田祭り”の課題

さしずめ「エ~ッ? ホンマでっか!」といった話題でしょうか。

12月7日、大阪府立体育会館で開催されるプロボクシングの「亀田祭り」で、先のダブル選挙を制した大阪市・橋下徹新市長と大阪府・松井一郎新知事がリング上で「君が代」を斉唱することです。

「亀田祭り」では、WBA世界バンタム級王者・亀田興毅(25=亀田)のV3戦(挑戦者はマリオ・マシアス=メキシコ)、亀田大毅(22=同)が王者テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)にチャレンジするWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ、さらに亀田和毅(20=同)の55キロ契約ノンタイトル戦など亀田3兄弟がそろい踏みしますが、橋下新市長と松井新知事は、大毅の世界戦で美声を披露? することになりました。

一方、興毅の世界戦では、歌手・倖田來未の妹で歌手のmisonoが「君が代」を独唱する華やかさです。

他に興毅の試合のラウンド“ガール?”をタレントのはるな愛が務めることが発表されるなど、次々に飛び出すそれらの話題を傍(はた=側)で見聞きしていて、いつも思うことは「相変わらず“外堀”はにぎやかな亀田兄弟のイベントだなァ」ということです。

今回の橋下新市長&松井新知事への「君が代」斉唱依頼は、かつて橋下氏が興毅の試合を何度か観戦していることもあり、興毅自身が直接、お願いを申し出た、ということです。

興毅のイベント“手腕”は評価したいが・・・

亀田兄弟の試合前の「君が代」独唱に関してド肝を抜かれたのは昨年12月26日(さいたまスーパーアリーナ)の興毅&大毅のダブル・タイトル戦に登場した俳優の竹内力でした。

あの迫力十分の声で「き~み~が~あー・・・」と歌われては、会場は違った意味で静まり返ってしまいます。まあ、その賛否は別にして、これまでに登場した歌い手には、和田アキ子、高橋ジョージ、X-JAPANのTOSHI、今年8月31日(東京・日本武道館)の興毅のV2戦には、少女演歌歌手のさくらまやが張りのある声を会場に響かせました。

このときは歌い手以外に、ラウンドガールに巨乳を誇るグラビア・アイドルをそろえ、観客の目を楽しませていましたが、今回のはるな愛を含め、ボクシング興行ののエンターテインメント性に関して、亀田プロモーションの社長も務める興毅には”手腕”を感じます。

が、その華やかさ、にぎやかさ、が“外堀”だけに終わっているところが、残念といえば残念なところです。前回8月のV2戦では、3階級制覇王者の興毅が格下デビッド・ドラモラ(メキシコ)に苦戦を強いられていました。果たして今回のV3戦でファンを納得させる、いい試合を見せることができるでしょうか。

さらに今回・・・。大毅が挑戦するテーパリットが暫定王者から、いつの間にか正規王者に格上げされ、この試合がWBA世界スーパーフライ級の正規タイトルマッチになってしまったことが挙げられます。

これはWBAの問題ではありますが、8月に新王者となった清水智信(金子)が、ケガのために試合が出来ず“休養王者”扱いとされていることは仕方がないにしても、清水陣営が来年3月に復帰を予定しているなら、今回の試合は暫定タイトルマッチが妥当でしょう。

そして来年3月、復帰する清水とテーパリットにしろ大毅にしろ、今回勝った暫定王者が統一戦を行えばいいことで、その方がファンの納得度という点を含めて誰の目にもクリーンとなることは明白でしょう。

“亀田流”が求めるエンターテインメント性に実力の度合いはどれだけ含まれているか、といったところが常につきまとう課題でしょう。せっかく興毅の手腕で外堀が盛り上がっているのに、試合が終わって見れば、肝心の内容が外堀の盛り上がりに追いつかない、というチクハグさが、どうにも残念! といったところです。

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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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