遼クンに厳しい米ツアーの厚い壁

何が何でも「マスターズ」(現地時間4月5日開幕=米ジョージア州オーガスタ、オーガスタ・ナショナルGC)出場を! と米国を転戦中のプロゴルファー・石川遼(20)が苦戦続き、念願に暗雲が漂い始めました。

現在、熱戦を展開中の世界ゴルフ選手権シリーズ「アクセンチュア・マッチプレー選手権」(同2月26日最終日=米アリゾナ州マラナ、リッツカールトンGC)はポイントが高く、世界ランク56位で臨む石川にとっては、マスターズ出場資格(世界ランク50位以内)を獲得する上である意味、正念場ともいえる大会でした。

実力者のビル・ハース(米国)と対戦した第1日の1回戦、13番を終えて3ダウンと敗色濃厚だった石川は、残り5ホールで逆転、執念で1アップをもぎとり、冷や汗の展開の中で2回戦にコマを進めました。

が、第2日の2回戦では序盤に苦戦。43歳のポール・ローリー(英国)に主導権を奪われ、終盤の粘りも功を奏さず、1ダウンで痛い敗北を喫してしまいました。一つの目標だったろう8強入り、どころか2回戦敗退、16強入りをも逃したこの結果は、今後にどう影響するでしょうか。

“黄信号”が点滅するマスターズ出場

石川ら現時点でマスターズの出場資格を持たない選手が目指すものは、3月26日に発表される世界ランクで50位以内に入ることです。

そのためには、出来るだけ多くの試合に出場したいところですが、そうはいかないところがツアーの世界です。

出場資格が得られれば・・・と条件付きの参戦を予定していた「キャデラック選手権」(同3月8日開幕=米フロリダ州)は、マッチプレー選手権での2回戦敗退で条件が満たされず、出場は微妙な情勢となってしまいました。

さらにマスターズ出場に向けた世界ランクが最終的に決まる「アーノルド・パーマー招待」(同3月22日開幕=米フロリダ州)は、基本的に世界ランク50位以内の選手たちが招待され、名手たちのマスターズに向けた本格調整がここから始まる、と位置づけられています。つまり、ここで50位以内を狙うことより、既に出場を決めている選手たちの戦いの場、であり現在、石川の出場は微妙な情勢となっています。

となると石川にとって、残された道は、出場が決まっている「トランジションズ選手権」(同3月15日開幕=米フロリダ州)に全力を尽くすしかなくなり、マスターズ出場に“黄信号”点滅し始めた感じとなりました。

1月の「ソニー・オープン」(米ハワイ州)で今季のスタートを切り、第2戦の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」(米カリフォルニア州)では13位に入り、世界ランクを一つ上げて50位。安全圏確保はそう難しいことではなさそうにも見えましたが、米ツアーの壁はやはり高く、状況としては、限りなく厳しいものになった、と言わざるを得ないようです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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