自転車を“悪者”にしたくない!

日ごろ、近隣エリアへの便利な足として愛用していた自転車(何の変哲もない実用者=単なる“ママ・チャリ”ですが・・・)に耐用限度がきてボロボロとなり、新車購入(自転車は道交法上では「車両」なのですゾ)のため、自転車店に行きました。

いや~、びっくりしました。その日は日曜日だったせいかもしれませんが、最近、自転車店は超人気! なのでしょうか。こんなにも混雑しているとは思いませんでした。

確かに大震災後、何かと便利な足として自転車が見直され、さらに昨今、ガソリン代の高騰による車への乗り控えなどが加われば、自転車の利用度は“右肩上がり”にあるのかもしれません。

対応に忙しそうな若い店員さんは、修理(などの類)は順番待ちで(着手は)2~3時間後くらいからになりますねェ、と額に汗を浮かべながら言い、従って私が求めたい「安価な実用者」などは、相談されている暇もなさそうな様子、ああ、外に並べてありますから、よさそうなヤツを自分で選んで持ってきて下さい、と突き放されてしまいました。

自転車店といえば、昔、昔・・・気軽に空気入れを借りに行ったり、パンクを直してもらいに行ったり、その都度、店主のオヤジさんは、飴玉などをくれて「ちょっと待ってな」といった感じでチョンチョンと直してくれたことなどを思い出しますが、そういう良き時代の出来事は、今の「自転車も車両です!」という“お上”のお達しの元、のどかなものではなくなりつつあるようです。

先日、私が住む藤沢市(神奈川県)の道路各所に多くの警察官が立ち、何かの取り締まりをしていました。最初は自動車、あるいはバイクなどの違反取り締まりかと思いましたが、これが何と自転車の取り締まりだったのです。

自転車走行をこれほどまでに徹底して取り締まる光景を私は初めて見ましたが、携帯電話で話しながら走行、あるいはイヤホンを耳につけながら走行している人たちは、ことごとくストップさせられ、警告を受けています。

厳しさを増す自転車走行の取り締まり

イヤホンをつけていた女子高生らしい女性は、警察官の警告=指導にエエッ? と意外そうな顔を見せていましたが、神奈川県警の広報資料によると、この種の行為は今、道交法上の処罰の対象となり、5万円以下の罰金が科せられる、とありました。

ちょっと以前まで、日常的な生活で使われる実用者は、軽い荷物を運搬したり、歩くよりちょっと速い、便利な乗り物として欠かせないものでした。乗り手の感覚として、それは歩行の延長線上にあり、従って歩道走行が当たり前のこと、街中でも用事を済ませる数時間、そのへんに駐輪しておくことは当然、との認識がありました。

それが厳しく取り締まられるようになり、駐輪禁止、走る場所は車道(条件付きで歩道走行も可)とむしろ、危ない場所に追いやられたりするようになってしまったのは、やはり、乗り手のルール無視、マナー違反、危険走行により、事故が多発するようになったせいでしょうか。

条件付きで歩道を通行するときの守るべき事柄は①歩道の車道側を徐行(すぐに止まれる速度)する②歩行者の通行を妨げとなりそうなときは一時停止をする-とありますが、そうはいっても、なかなかこれを守っている人は少ないようで、わずかな隙間をすり抜けて行く自転車に怖い思いをした人たちは多いことでしょう。

接触事故で負傷した歩行者に対する賠償金もケースごとに増え、何千万円単位の支払額が判例として多く挙げられるようになっており、街中での自転車走行からもはや、かつての“のどかさ”は消えています。

かつては歩行者の延長線上にあった自転車が今、車と歩行者の間に挟まれ、立場を失ってもがいている感じです。

そんな中、走行場所の決まりとか乗り手のルール遵守とかはもちろん、大切なことですが、根本的な事柄を言うなら、その前に着手すべきは「道路の整備」であることは間違いないことでしょう。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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