早くも3戦2勝の韓国勢に思うこと

USLPGA(全米女子プロゴルフ協会)ツアーは、オーストラリアでの今季開幕戦からタイ、シンガポールを経て今週の第4戦「RRドネリー・ファウンダーズ・カップ」(米アリゾナ州フェニックス=ワイルド・ファイアGC)は、米本土での初戦でもあり、いよいよ“本格化”といった感じです。

が、そこでの韓国勢を中心とするアジア勢の相変わらずの躍進は、米国勢にとっては悔しいことだろうと思いますが、日本の宮里藍(26)が前年賞金女王で力量抜群の曽雅妮=ヤニ・ツェン=(23=台湾)と米国の地で日台エース対決などを展開させているのを見ると、日本人としては「さすが藍ちゃん!」とその結果に期待がかかります。

・・・その結果は、残念ながら藍ちゃん、曽との戦いに1打及ばず2位となり、タイでの敵討ちは出来なかったものの、今後に期待が懸かる好調な大会となったようです。

一方・・・です。言い方は悪いかもしれませんが“目を覆いたくなる”といった表現をつい、したくなってしまうのがJLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアーでの日本勢でしょうか。

今季の開幕第3戦となった「Tポイント・レディース」(3月18日最終日=鹿児島県始良市・鹿児島高牧CC)では、優勝した李知姫(イ・チヒ=韓国)を含み、5位タイまでの計7人中、5人までが韓国勢。日本勢は笠りつ子(3位T)、茂木宏美(5位T)の2人が上位に食い込むのが精いっぱいとなってしまいました。

日本勢に感じる希薄な危機意識

JLPGAツアーは昨季、アン・ソンジュ(韓国)が2年連続して賞金女王の座を獲得、日本勢に危機意識を植えつけました。

もちろん日米両国とも“開かれたツアー”を前面に押し出し、国境という垣根を越えた門戸の開放でツアーの繁栄を期していますが、そうはいってもやはり、自国の選手の活躍がなければ、大会を支えるスポンサーが引いてしまう、という出来事が予測されても仕方のないところでしょう。

今季の開幕前にJLPGAの小林浩美会長がハッパをかけ、横峯さくら、有村智恵、馬場ゆかりらの第一人者が、ストップ・ザ・韓国勢、今年こそ賞金女王の座奪回を掲げても、第2戦の「ヨコハマタイヤPRGAレディース」(3月11日最終日=高知県香南市・土佐CC)でイ・ボミ(韓国)に日本初優勝(優勝争いはアン・ソンジュとのプレーオフによるものでした)をさらわれ、第3戦の「Tポイント・・・」で李に逆転優勝されては、今年もやはり、と韓国勢の底力に太刀打ちできない日本勢、を指摘せざるを得ません。

鹿児島で開催された大会で踏ん張るべき地元出身の横峯は、結局9位に終わり、優勝争いに加わることが出来ませんでしたが、09年シーズンの賞金女王として、韓国勢の席捲をただ、指をくわえて見ていていい立場ではないことは確かです。

シーズンはまだ、始まったばかり、日本勢の巻き返しはこれから、という見方は的を外しています。昨年まで2年連続して韓国勢に優勝をさらわれている開幕戦の「ダイキン・オーキッド・レディース」(3月4日最終日=沖縄県南城市・琉球GC)で、今年は新人の斉藤愛璃が韓国勢を押さえ(3人プレーオフには李知姫が加わっていました)ツアー初優勝を勝ち取ったなら、実力者たちはそれを悔しがり、第2戦以降、優勝をもぎ取りに行く態勢があって当然ではないでしょうか。

日本勢がやるべきことを韓国勢にやられては、これはもう、勝ち目がありません。逆に言うなら、その姿勢、ガッツや執念、悔しがり方・・・などが日韓の差となって表れているのでは? と思われて仕方ありませんが、どうでしょうか。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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