貫けるか“遼イズム”

過熱するサッカーW杯南アフリカ大会の前にちょっぴり影を潜めてしまった感じですが、こちらは男子ゴルフの世界最高峰、USPGAツアーの今季メジャー第2戦「全米オープン」(米カリフォルニア州=ぺブルビーチGL)が6月17日、熱戦の幕を開けました。

日本からは石川遼、池田勇太、藤田寛之の初出場組に加えて矢野東、横尾要、谷口徹の計6人が出場していますが、予選ラウンドを60歳のトム・ワトソン(米国)、同世代のライバルとして意識し合うロリー・マキロイ(21=英国)と同組で回ることになって注目を集めた石川は第1日、期待にたがわず4バーディー(3ボギー)を奪い、1アンダーの70(パー71)で首位に1打差の4位と好スタートを切りました。

初日の熱戦の模様は、テレビ朝日が18日早朝からライブで中継してくれましたが、驚かされたのは、いつもは荒々しくも美しいペプルビーチGLが、伸ばし放題といった感じのラフなどで、どこか英国ふうにイメージを変え、大会を主催するUSGA(全米ゴルフ協会)ならではの“オープン仕様”に大きな変化を遂げていたことでした。

同コースでのツアー競技は、2月に「AT&Tペブルビーチナショナルプロアマ」が開催されており、石川も参戦していますが、練習ラウンドの際、石川は「「フェアウエーもグリーンも硬くてラフも深い。すべてのホールがあのときとは違っていた」と話したことが伝えられています。

それでなくともリンクス特有の風があり、初日のトップグループが2アンダーだったことに証明されるように、このコースは、一段と難しさを増しているのでしょう。そこで好発進した石川が第2日以降、どんなゴルフを展開させるのかは興味のあるところです。

というのも、難コース相手にやはり、守るか、攻めるか、の決断は、当たり前のことですが、攻略の大きなポイントを占めることになるからです。

現地で石川の取材に当たっているスポニチ本紙の担当記者は、石川の積極的な姿勢をこう伝えています。

「これまでのスタンスを変えるつもりはありません。チャンスホールはバーディーを狙っていく。ティーショットからパーを狙うホールは一つもありません」

いかにも石川らしい“攻めの姿勢”ですが、それが吉と出るか、凶と出るか、は見守っていくしかありません。が、ここでドライバーを思い切り叩けるかどうかは、絶対に曲げられない“遼イズム”というものなのでしょう。

今季メジャー初戦となった4月の「マスターズ」では、カットラインに1打足りず、悔し涙の予選落ちを喫した石川ですが、その借りを「全米オープン」で返すことができるでしょうか。ちなみに過去4回行われているペブルビーチGLを舞台とした「全米オープン」での優勝者は、72年J・ニクラウス、82年T・ワトソン、92年T・カイト、00年T・ウッズ、とそうそうたる顔ぶれです。

5回目となる今年、石川がここでトップ10にでも入る活躍を見せればたいしたものです。

サッカーW杯では19日に控える日本代表の対オランダ戦が大きなヤマ場を迎えますが、サムライ・ブルーの健闘と並んで快挙の二重奏となれば言うことはありません。

頑張れ、ニッポン!





スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR