藍脱落! 曽包囲網は韓国勢

手のつけられない強さ、とはまさに、こういう強さをいうのでしょうか。

目下、熱戦を展開中のUSLPGAツアーの今季メジャー第1戦「クラフト・ナビスコ選手権」(米カリフォルニア州ランチョミラージュ=ミッションヒルズCC)で優勝に王手をかけた22歳の曽雅妮(ヤニ・ツェン=台湾)です。

第2日を終えて首位に立ち、日本の上田桃子(通算4アンダーで8位)やエース・宮里藍(通算1アンダーで22位)が、上位にどれだけ肉薄できるかに期待がかかった第3日(現地3月31日=日本時間4月1日)=熱戦の模様はWOWOWが連日放送してくれています=上田&宮里の日本勢が急降下してしまった分、曽の首位の座キープは、実力が裏打ちされて光りました。

この大会、決して絶好調で迎えたわけではないことと思います。開幕から5試合で早くも3勝。「クラフト・ナビスコ選手権」の前2大会で2週連続優勝を成し遂げているとあれば、いかにタフな曽といえど、心身に疲労を残していることは、当たり前のことでしょう。

ちなみに宮里も、前週まで出場4試合で2位となった2試合、曽と熾(し)烈な優勝争いを繰り広げており、曽同様に微妙なコンディションでこの大会に臨んでいることは間違いないでしょう。

さてさて・・・です。そうした疲労の蓄積、コンディションの良し悪しはあくまで、個人的な問題ですが、例え悪い状態でも、悪いなりにスコアをまとめてしまうテクニックがあるかないかの差は、一線級か二線級かを分ける、大事なポイントとなりそうです。

ヤニ・ツェンの強さはどこにある?

宮里のように今季4試合、すべてトップ10入りしていることは、それがしっかりと出来ていることを証明、裏付けていますね。

さらに上を見るならば、曽の場合は、宮里の目標である「トップ10」が「常時優勝」にまで高められているわけで、これはハッキリと“スーパースター”としての領域にあると思います。

現役を引退してこの大会、ラウンドリポーターとしてWOWOWの仕事に従事している08年賞金女王の古閑美保さんは、曽のゴルフを目の当たりにして、その強さは「飛ぶ、曲がらない、曲がってもピンを狙う攻撃性」にある、と興奮冷めやらぬ口調で語っていました。

曽はルーキー・イヤーだった08年、プロ初優勝の大会がメジャーの「全米女子プロ選手権」で一躍、その名を高めました。日本の“もう一人の宮里”である美香が08年、日本を通り越して、翌年の米女子ツアー出場権を懸けた最終予選会(12位で通過)に臨んだのも、ルーキーで活躍する曽の存在に、私もああなりたい、と刺激されたからだと言います。

昨年はメジャー2勝を含むシーズン7勝をマーク。他の追随を許さない内容で賞金女王の座を獲得したことは周知のことです。

その曽がもし、この大会で優勝した場合、あるいは今年の残るメジャー3大会をもすべて持っていってしまうのではないかという可能性も強くなり、誰が「ストップ・ザ・曽」を成し遂げるのかも、最終日の興味です。

しかし・・・それにしても“曽包囲網”は、首位タイに並んだK・ショーディン(スウェーデン)を除いてH・カン(3位)、ソ・ヒキョン、チ・ウンヒ、キム・インキョン、チェ・ナヨン、ユ・スンナン(4位タイ)とすべて韓国勢なのは、凄い! と感心するより、米国勢はどうしたの? と首をかしげてさえしまいます。

・・・もちろん、来年以降の米女子ツアーの繁栄を願う上で、余計なことながら、スポンサー筋の意向を気にしてしまうからですが・・・。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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