秋山が迎える正念場

総合格闘技界ではこのところ、UFC戦士となった秋山成勲(34=チーム・クラウド)がクローズアップされています。
というのも近付く7月3日(日本時間同4日)に米ネバダ州ラスベガスで開催される「UFC116」への参戦が決定。対戦相手が元PRIDEミドル級王者の、あのヴァンダレイ・シウバ(33=ブラジル)となったからです。

WOWOWが7月4日午前11時からライブで中継する「UFC116」には、約1年間の戦列離脱から復帰するUFCヘビー級正王者ブロック・レスナー(米国)と同暫定王者シェイン・カーウィン(米国)の王座統一戦も行われ、秋山戦と併せてファンにとっては見逃せない大会となりそうです。

柔道からプロ格闘家に転向後の秋山は、FEGが運営する「HERO’S」を主戦場に活躍していましたが、イメージとしては“ヒール”に傾き、06年大みそかの「Dynamite!」で桜庭和志と対戦した際は、1RTKO勝ちしたものの、試合後に体に塗ったワセリンのヌルヌルが問題視され結局、反則行為で試合はノーコンテストとなり、あげく無期限出場禁止のペナルティを受けたりしました。

UFCへの参戦は09年2月、UFC公式サイトで契約が明らかにされましたが、UFCを運営するズッファ社との2年間6試合契約、約1億2000万円と推定されたファイトマネーは、アジア系ファイターとしてはまさに破格の金額となりました。それもズッファ社が視野に入れるアジア戦略、近い将来のUFC日本開催の動きもあり、その際の目玉としての価値を買ったフシも感じられたものでした。

09年7月11日の「UFC100」(米ネバダ州ラスベガス)でオクタゴン・デビュー。注目されたアラン・ベルチャー(米国)との一戦は、打撃戦の末、2-1の微妙な判定で辛勝したものの、内容的に不甲斐なかった秋山には、期待が失望に変わった観客から激しいブーイングが浴びせられました。が、大会運営側はこの試合の秋山にベストファイト賞を授与しており、それも初陣へのねぎらい? これからへの期待の表れだったのでしょう。

その意味では今回のヴァンダレイ戦が秋山にとっては、言い訳のきかない正念場となりそうです。過去、桜庭との3度にわたる因縁マッチを初め、2度にわたる吉田秀彦との対戦など対日本人戦全勝(14勝)のヴァンダレイですが、1年ぶりにUFC2戦目に臨む“反骨の柔道王”秋山は、果たしてどんな戦いを見せてくれることでしょうか。待ち遠しい「7・4」です。

〈6月24日追記〉
あ~あ、です。本当に残念なことです。
ヴァンダレイが練習中の骨折(肋骨)を理由に秋山戦を辞退する出来事が起きてしまったのです。
で、このカードは中止。相手がヴァンダレイであればこその今回の秋山でした。

秋山本人も、自身のブログで相当に悔しがっており、相手が誰に代わるのか、あるいは秋山自身が出場するのか、など目下、流動的な事態となっているようです。一両日中には結論が出されるようですが・・・。


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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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