西岡のドネア戦は秋にも実現か?

プロボクシングWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(35=帝拳)が、次戦の相手として対戦を熱望する“渦中の人”ノニト・ドネア (29=フィリピン)が7月7日(日本時間同8日)、米カリフォルニア州ロサンゼルスでIBF世界同級王者ジェフリー・マセブラ(南ア)と対戦します。
(試合の模様は7月8日午前11時以降=時間未定=にWOWOWライブで放送されます)

ドネアは元4階級制覇王者で現WBO世界スーパーバンタム級王者。マセブラに勝てば、WBO&IBFの同級統一王者となり、西岡との対戦が実現するなら3団体の同級王座統一戦というスーパー・マッチとなります。

これまで“点”と“点”だった西岡とドネアの2人が“線”で結ばれたのは11年10月1日、西岡がラスベガス(米ネバダ州)で元2階級制覇王者ラファエル・マルケス(メキシコ)を判定で下し、V7に成功したときでした。

この試合を観戦した、このときWBC&WBO世界バンタム級王者のドネアが、試合後、西岡との対戦を希望。11月22日にWBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)と防衛戦を行い、勝利(判定勝ち)したことで同級両王座を返上、スーパーバンタム級への転向を宣言して西岡戦を完全に視野に入れました。

注目のスーパーバンタム級初戦は今年2月4日(日本時間同5日)、米テキサス州サンアントニオで行われた、ウィルフレド・バスケス・ジュニア(プエルトリコ)とのWBO世界スーパーバンタム級王座決定戦でした。

ドネアの「7・7」は見逃せない!

西岡は、この試合を放送したWOWOWの特別ゲストに招かれましたが、判定ながら3-0(1人が115-112、2人が117-110)で完勝したドネアの強さ、スピードとパワーに加え、思い切りの良さや“当て勘”の良さ、などに触れて「いや~、強いですねェ」と言葉少なに苦笑いを浮かべていたのが印象的でした。

先日、帝拳ジムの本田明彦会長に西岡のドネア戦に向けた可能性を聞くことができました。

本田会長が言います。

〈西岡自身は、なかなか決まらず、ちょっとイライラしているね。ドネアは西岡(の強さ)を結構、警戒しているフシも見られるんだよね。交渉次第だけど、年内には実現させてあげたいと思う〉

帝拳の公式サイトでは、ドネアは対戦候補として、名誉王者に昇格した西岡の後を受け持つWBC正規王者アブネル・マレス(メキシコ)やWBA王者ギレルモ・リゴンドー(キューバ)らの名を挙げ「チャンピオンベルトを持っていて、なおかつ私の陣営と交渉する気がある選手なら誰とでも戦う」としながら、しかし「ただ私自身の力をこのスーパーバンタム級で証明するにふさわしいベストの選手は西岡だと思っているんだ。西岡はこれまでに名前を出した選手の中でも最高のレベルにいると思っているしね。彼は彼自身の手でその力を証明したし、何よりも私は彼と戦う約束をしたからね」とドネアの胸中を報じていました。

先に大阪で行われた世界ミニマム級のWBC王者・井岡一翔(井岡)対WBA王者・八重樫東(大橋)の2団体の同級統一戦は、ともに意地をぶつけ合った素晴らしい試合となりました。

こうした「誰が最強か」を決める“本物志向”は、ボクシング界だけではなく、近づく五輪の勝負にも、レベルの凄さを見せつけているサッカーの「欧州選手権」にもあり、それは今の時代、もうニセモノなどは見たくない、という人々の厳しく、純粋な目でもあるのだと思います。

注目の「7・7」-。ドネアがマセブラ相手にどんな試合を見せるのか。果たして西岡戦は、その後に来るのか。ドネア陣営の動向から目が離せなくなりそうです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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