ドネア戦に「手ごたえアリ!」と西岡

梅雨の晴れ間-。真夏を思わせる太陽が照りつけた火曜日(7月10日)の夜、行きつけの飲み処(どころ)で雑談していると、顔見知りのボクシング好きが話しかけてきました。

「西岡だけどさ。ドネア戦は実現するのかなァ? 見たいね~」

7月7日(現地時間)に米カリフォルニア州カーソンで行われたプロボクシングWBO世界スーパーバンタム級王者ノニト・ドネア(29=フィリピン)vsIBF世界同級王者ジェフリー・マセブラ(33=南ア)のWBO&IBF世界スーパーバンタム級王座統一戦(ドネアが判定勝ち=試合の模様はWOWOWが7月8日に放送)をテレビ観戦した顔見知りは、試合終了後にWBC世界スーパーバンタム級名誉王者の西岡利晃(35=帝拳)がリングに上がって「次はオレだ」とアピールした光景を見て、興奮した! と話していました。

ドネア戦を熱望する西岡は7月3日、今回の試合でドネアに直接、対戦を直訴するために渡米しました。途中7月4日、WBC本部(メキシコ市)で行われた名誉王者の授与式に出席した西岡は、ホセ・スライマンWBC会長から一つの提案を受けます。ドネアが西岡の対戦を受けなかった場合、WBC世界同級正規王者アブネル・マレス(メキシコ)に対戦を義務付ける、と-。

昨年10月、西岡がラスベガス(米ネバダ州)でV7に成功したとき、その試合を観戦したドネアは、西岡に挑戦状を突きつけました。点と点だった2人が、線で結ばれたわけですが、その後、スーパーバンタム級には、WBA王者ギエルモ・リコンドウ(キューバ)やIBF王者のマセブラら実力者がひしめいているとあって、西岡と“即刻”というわけにはいかなくなったようです。

優先順位は西岡か? リゴンドウか?

今回のマセブラ戦は、その表れで“まずIBOを”といったところだったと思います。で、その次・・・となると、西岡に加えてリコンドウも選択肢の中に入ってきそうで、リング下の交渉劇はなかなか難しいものがありそうです。

さて、ドネアのマセブラ戦での出来はどうだったでしょうか。

試合を中継するWOWOW「エキサイトマッチ」のいつもの解説者、元世界王者の浜田剛史氏は、ドネアの代名詞である「The Filipino Flash(フィリピンの閃光)」の左に対して、マセブラは距離をどう保てるか、をポイントとして上げていました。

まあ、それにしても、ドネアの激しい攻めには、毎度のことながら驚かされます。ダダッと踏み込み、あるいは接近して下から突き上げる、パワフルなパンチ。この日の試合では、大振り連発で空振りが目立ち、左の的中率の悪さが誰の目にも明らかとなりましたが、それでも4回、左フック一発でダウンを奪い、当たれば倒せる威力を見せつけていました。

元4回級制覇王者の野望は当面、戦国スーパーバンタム級の制覇(統一)でしょうか。IBF王者マセブラを倒して2団体をを統一、次はWBCか、あるいはWBAか、と選択が注目されるところです。

ドネアへの直談判を終えて帰国した西岡は、対戦は間違いなく前進した、と手応えを語っていました。

西岡にして見ても、昨年10月のV7戦から、既にブランクは9カ月となり、どうしても年内実現に持ち込みたい、というのが正直な気持ちでしょう。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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