出番ですヨ! KOダイナマイト!

久々の登場、といった感じです。待ちくたびれました。昨年の大みそか以来ですから、約7カ月ぶりとなりますか。7月16日に埼玉・ウイングハット春日部で行われるプロボクシングWBA世界スーパーフェザー級王者・内山“KO DYNAMITE”高志(32=ワタナベ)のV5戦です。

まだかまだかと登場が待たれるのはやはり、この男の「存在感の大きさ」でしょうか。

10年1月に12回TKO勝利でファン・カルロス・サルガド(メキシコ)から王座を奪って以降、4度の防衛戦はすべてTKO勝ちです。昨年大みそかのV4戦、暫定王者ホルヘ・ソリス(メキシコ)との統一戦では、11回開始直後に強烈な左フック一撃でダウンを奪い、レフェリーはそのまま、ノーカウントで試合を止める、衝撃的な勝利を挙げています。そうした存在感の大きさ・・・。

その試合が、同年1月のV3戦、対三浦隆司(横浜光)戦=8回TKO勝ち=で右手を骨折したこともあり、11カ月ぶりでした。つまり、内山の試合は、負傷というやむを得ない事情を含めて“間”が結構あり、その分、ファンにとっては、あの鮮烈なKO劇が恋しく、待ち遠しくなるのでしょう。

長崎生まれの埼玉育ち。試合が行われる春日部市は、春日部市立内牧小→同市立春日部中で少年時代を過ごし、ボクシングは花咲徳栄高に進学してから始めています。

地元・春日部での凱旋V5戦、その先に・・・

これまで埼玉での試合は、さいたまスーパーアリーナはありますが、春日部市内での試合は初めてとあって気合が入ります。

何よりも、このV5達成後は・・・。WBC世界同級王者・粟生(あおう)隆寛(帝拳)との王座統一戦の計画も浮上しており、実現するなら、まさに鳥肌が立つようなドリーム・カードとなります。

複数団体の王座統一戦に関しては、内山の拓大時代の後輩・八重樫東(大橋)が、一足先に井岡一翔(井岡)とWBC&WBA世界ミニマム級王座統一戦(6月20日=井岡の判定勝ち)で、壮絶な打撃戦を繰り広げており、ボクシングの魅力は“勇気ある打ち合い”にあることを、あらためて世に知らしめています。

後輩の、顔が変形したこの激闘には、先輩の内山も相当な刺激を受けていることでしょう。

さて、今回のV5戦の相手、同級ランク6位のマイケル・ファレナス(27=フィリピン)は、どういう選手なのでしょうか。

公表されている戦績の34勝(26KO)3敗3分1無効試合を見る限りでは、勝率&KO率とも高く、侮れないチャレンジャー、というのが専門家筋の評価です。実際、ファナレスの公開練習を見たワタナベ・ジムの渡辺均会長は、そのスピードを警戒する構えを見せていました。

これに対して内山はいつも通りに「練習でやってきた自分のボクシングを出せれば勝てるでしょう」と、慌てず騒がず淡々と、しかし、頼もしい抱負を口にしています。

内山らしい衝撃的なKOシーンを期待しているのは、地元・春日部のファンはもちろんのことでしょうが、全国のファンもまた、同様のことです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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