FC2ブログ

「なでしこジャパン」が再び頂点に立つには

あの“奇跡”を英国の地で再現できるかどうか-というのが、近づくロンドン五輪の大きな注目の一つでしょう。サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」の金メダルへの道です。

特に開会式(7月27日)前の7月25日に出撃する「なでしこジャパン」の“斬り込み隊長”的な役割、出来・不出来は、その後の日本勢に勢いの面で大きな影響を与えそうです。

ちなみに「なでしこジャパン」が入っているグループFの1次リーグ日程は次の通りです。

7月25日(日本時間同26日午前1時) 対カナダ
7月28日(同    28日午後8時) 対スウェーデン
7月31日(同31日午後10時30分) 対南アフリカ
 

が、このところ、聞こえてくる下馬評に芳しいものがありません。疲労のピークということもあるのでしょうか。「なでしこ・・・大丈夫だろうか」「何か精彩を欠いている感じ。持ち味のスピードが鈍っているのでは?」といった不安視の数々です。

というのも、五輪前のビッグマッチ、対米国戦(6月18日=3カ国対抗「スウェーデン招待」)で序盤、簡単にポンポンと点を取られ、力負けの1-4完敗。五輪前ラストマッチとなった先の国際親善試合、対フランス戦(7月19日=フランス・パリ)では、スピードと高さに歯が立たずに0-2完敗。その敗戦が「オイオイ、大丈夫かよ」という印象を与えてしまっているようです。

あの奇跡的な世界制覇は、振り返るたびに“凄さ”が強まって思い起こされます。昨年夏の女子W杯ドイツ大会での優勝です。

2011年7月19日、フランクフルトで行われた決勝戦、対米国戦で「なでしこジャパン」は、米国の先制に追いつき、延長戦で米国の勝ち越しゴールに追いつき、PK戦では米国が3人連続で失敗する、とても信じ難い戦況を生み、ついに頂点に立ちました。

メダル獲得は実力「プラスα」が条件

時期的にあの「3・11」の惨事の後4カ月。傷つき、失意に沈んだ日本に勇気と希望を与える、これ以上はない出来事・・・「あきらめない心」を身を持って示してくれた「なでしこジャパン」は、このとき、確かに神がかり的な“凄さ”を全員が身につけていた、としか思えない快進撃でした。

だから・・・といっていいでしょう。今回の五輪の戦いは、それを求められることで並大抵ではありません。

「なでしこジャパン」の五輪戦績は、1996年アトランタ=グループリーグ敗退、04年アテネ=ベスト8、08年北京=4位、ですが、誰もがそれでよかったときから今、情勢は一転、もはや金メダルでなければ“許されない”とまでは言いませんが、周囲の期待は、それに近いところまで持ち上げられており、いやおうなしに“重荷”を背負わされているのです。

今年の春先、スポニチ本紙に興味深い記事が掲載されました。東海大の鳥越規央准教授(数理統計学)の研究室が、ロンドン五輪での「なでしこジャパン」の優勝確率を20・8%と算出、統計手法を用いた予測で「2位」とはじき出したのです。ちなみに1位は米国で27・3%、3位スウェーデンと4位英国は、ともに12%台でした。

この統計による予測はある程度、当たっているのではないかと思われます。

FIFAランク3位の日本(1位は米国)の実力は、ランク通り、だいたい2~3位といったところが適正な位置付けでしょう。それを超えるには、つまり金メダルを獲得するためには、持てる力にプラスαを加えたもの、つまり“運”などを味方につけることが「なでしこジャパン」のメダル獲得の条件となるのではないかと思います。

W杯の快挙には、実力を超えた“神がかり”的なものがあり、それを今回のロンドン五輪で再び、呼び寄せられるかどうか、楽しみでもあります。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

最新記事
カテゴリ
最新トラックバック
月別アーカイブ
最新コメント
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

アクセスランキング
ランクアップにご協力下さい
↓↓↓↓クリック↓↓↓↓
QRコード
QR