ついに実現! 西岡vsドネア戦

ロンドン五輪のボクシング男子では、ミドル級の村田諒太(26=東洋大職)が、日本勢48年ぶりとなる金メダルを獲得、バンタム級の清水聡(26=自衛隊)も、同44年ぶりとなる銅メダルを獲得して盛り上がりました。

思い切り男を上げた形のアマチュア・ボクシング界ですが、さあ、次はプロの番! WBC世界スーパーバンタム級名誉王者の西岡利晃(36=帝拳)と4階級制覇王者で現WBO&IBF世界スーパーバンタム級王者のノニト・ドネア(29=フィリピン)とのスーパーマッチが決まり、大きな話題を呼んでいます。

2人の対戦は、8月15日の記者会見で正式発表されますが、今秋10月13日(日本時間同14日)に米カリフォルニア州カーソンのホームデポ・センターで、西岡陣営は名誉王者が試合で懸けることができるWBCダイヤモンド王座を、ドネア陣営は現在保持するWBO王座を懸ける王座統一戦となる予定となっています。

ついに! というか、やっと! というか、ファンが期待するビッグマッチの実現というものは、本当に時間がかかり、その間、さまざまな情報が飛び交ってハラハラさせるものです。

振り返れば、西岡とドネアの接近は11年10月1日(日本時間同2日)、西岡が米ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ホテル&カジノで行ったV7戦(○判定 対ラファエル・マルケス=メキシコ)で、でした。

そのとき会場に姿を見せたドネア(WBC&WBO世界バンタム級王者=当時)は、試合前に「ボクはこの試合の勝者とやるから見極めに来た。スピード、パワー、そして自信で上回る西岡が勝つと思うよ」と話し、西岡との対戦を視野に入れました。

西岡にとっては集大成の大一番

その後のドネアは11年10月22日、自身が保持するWBC&WBO世界バンタム級王座を懸けてWBO世界スーパーフライ級王者オマール・ナルバエス(アルゼンチン)と対戦し判定勝ちを収めます。この防衛を機にバンタム級の両王座を返上したドネア陣営にとって、西岡戦は“秒読み”に入ったかに思われましたが、ドネアは12年2月4日、WBO世界スーパーバンタム級王座決定戦(○判定 対ウィルフレド・バスケス・ジュニア=プエルトリコ)を選択していました。

2人の2度目の接触は12年7月7日、米カリフォルニア州カーソンのホームデポ・センターで行われたIBF世界スーパーバンタム級王者ジェフリー・マゼブラ(南アフリカ)とのIBF&WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦(ドネアの判定勝ち)で、でした。

今度は西岡がこの試合会場に乗り込み、試合後、リングに上がって直接、対戦を訴えるという行動に出ました。西岡にしてみれば、米国でのV7戦以降、ドネア戦に備えて試合をしておらず、待つのももはや、これが限界! というギリギリのところに身を置いていたのではないかと思います。

が、その後の情報は、次戦の候補としてWBA王者ギエルモ・リゴンドー(キューバ)が挙げられたり、WBOの1位ホルヘ・アルセ(メキシコ)が本線と伝えられたり、西岡に関しては、ドネア戦の難航が続く場合は、WBCの正規王者となったアブネル・マレス(メキシコ)との対戦が指示されたり、周囲はハラハラ・ドキドキの連続でしたが、ついに! そして、やっと! といった感じで実現にたどりつきました。

西岡の気持ちもこれでスッキリ、秋の陣に向けてモチベーションもグイグイと上がってくることでしょう。試合会場も、自らが乗り込んでドネアと接触した米カリフォルニア州カーソンのホームデポ・センターです。

西岡を擁する帝拳側は、米国でのV7戦後、帝拳ジム・本田明彦会長が、機を見て引退させたい意向を口にしており、あるいはこのドネア戦が、もちろん勝ち負けにもよりますが、ひとつの線引きとなるかもしれない気配です。

ボクシングを含めた格闘技系のマッチメークは、見守るファンをどれだけ、ハラハラ・ドキドキさせられるか、が勝負、プロモーターの腕の見せどころですが、西岡vsドネア戦に対するハラハラ・ドキドキ度は、緊張感を伴いつつ、久々に沸騰しそうです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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