大詰めの盛り上がりを欠いてしまっては・・・

国内プロゴルフ界は、男女とも大詰めを迎えてあわただしさを増してきました。

男子ツアーは、11月15日に開幕した「ダンロップ・フェニックス」(宮崎・宮崎市=フェニックスCC)を含めて残り3大会。女子ツアーは、11月16日に開幕した「大王製紙エリエール・レディース」(福島・いわき市=五浦庭園CC)を含めて残り2試合となっています。

賞金ランク上位選手にとっては賞金王(女王)争い。下位選手にとっては来季の出場権を懸けたシード権争い。さらに来年の「マスターズ」出場権が得られる世界ランク年内50位以内を目指す選手、来季の米女子ツアー参戦を目指す選手・・・など大詰めの“大波小波”が、この時期、ドドッと押し寄せてきます。

それが見どころなのに・・・です。女子ツアーでは、男子ツアーより一足早く、早々に賞金女王が決定してしまいました。今季3勝を挙げ、賞金1億2390万7582円(11月15日現在)を稼いで賞金ランク首位の全美貞(ジョン・ミジョン=韓国)です。

競りかけていた2位の有村智恵が、来季の米女子ツアー出場資格取得に向けた予選会出場のため、また、3位のアン・ソンジュ(韓国)が左手首痛のため、ともに残り2試合を欠場。4位のイ・ボミ(韓国)は、今週の「大王製紙・・・」を欠場のため、2大会を残して全美貞の初の賞金女王が確定したのです。

JLPGAツアーでの韓国勢の賞金女王は、これで3季連続となりましたが、早々の賞金女王の決定により、今季の残り2試合の注目度が低くなってしまったことが、ちょっぴり残念なことではありますね。そして・・・日本人選手がこれらをどうとらえるのか、それが問題です。

次世代の旗手に欠ける「たくましさ」

さて、男子ツアーは、前週「三井住友VISA太平洋マスターズ」(11月11日最終日、静岡・御殿場市=太平洋クラブ御殿場コース)で、石川遼が2年ぶりの優勝を飾り、賞金王争いも、にわかに緊迫感を増した感がありました。

賞金ランク1位の藤田寛之(1億1924万4972円)、2位の谷口徹(9420万8516円)、3位の池田勇太(8763万9590円)は、変わらずですが、石川が「三井住友・・・」の優勝賞金3000万円を加えて一気に8位(6506万8001円)に浮上してきており、残り3大会、いずれも優勝賞金4000万円の高額大会であることを考えると、まだまだ40代の2人、藤田と谷口に絞られた、とするのは早計かも? の様相を呈してきたのです。

こちらも、それが見どころだったのに・・・です。期待が懸かった大事な今週の「ダンロップ・フェニックス」なのに何故、こういうとき、こういうことが起きてしまうのでしょうか。

11月16日付の新聞各紙は、池田が第1日(15日)の朝、発熱のため急きょ、欠場することになったことを報じ、石川も、前週の復活Vに続いて、こここそが踏ん張りどころなのに第1日、2オーバーの73を叩き、首位とは8打差の48位と出遅れてしまいました。

状況がどうあろうとも藤田が、無難に2アンダーで首位と4打差の8位発進、谷口も出遅れながらもイーブンパーにとどめていることを考えると、石川や風邪で欠場の池田には“まだまだだねェ”と心身の未熟を感じざるを得ません。

次世代を担う彼らには、今季残り3大会、賞金レースに加わって波乱を巻き起こす役目があり、世界ランク(石川71位、池田92位=11月14日現在)にしても、大幅アップへの貪(どん)欲さがなければダメでしょう。

特に石川は、来季の米ツアーのシード権を獲得したことにより、本格参戦への意向を抱いていると聞いていますし、さまざまな意味で“ここで踏ん張らずにどこで踏ん張る!”といった正念場に立たされていると思います。

残り3日間、何としても巻き返し、意地を見せてもらいたいものだと思います。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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