どうなる? プロゴルフ界の来季

今季の全日程を終えている国内プロゴルフ界が、早くも来季に向けて動き始めました。

2013年シーズンの日程は、男子が12月6日にJGTO(日本ゴルフツアー機構=海老沢勝二会長)から、女子が同11日にJLPGA(日本女子プロゴルフ協会=小林浩美会長)から、それぞれ発表されました。

人気面での低調で運営に苦戦する男子ツアーは、1試合が新設されたものの3試合が減り、今季の全25試合から2試合減、その分、アジアで開催の2試合を賞金加算試合として“帳尻”を合わせましたが、実質的に国内の2試合減は依然、先行きに不安が漂うものとなりました。

対照的に女子ツアーの活性化は、不況をはねのけて来季も健在! を感じさせます。

発表された来季日程によると、1試合が新設された全36試合は、今季の35試合から増。ちなみにレギュラーツアー賞金総額の総計31億3600万円は、初の“30億円超え”となり、過去最高額となりました。

加えて2016年リオデジャネイロ(ブラジル)五輪で正式種目になるゴルフ競技をにらみ、レベルアップの一環として4日間競技の大会を4試合増、現行の5試合から9試合としたことも、その結果が注目されるところです。

そうした環境づくりの中、頑張らなければならないのは、やはり主役であるべき選手たちです。

“退路”を絶ってチャレンジしてほしい

男子は今季、43歳の藤田寛之が初の賞金王に輝きました。同年齢で初の賞金王になったのは、1973年にツアー制度が施行されてから最年長記録とのことです。藤田の年齢に負けない努力・精進には、頭が下がる思いですが、一方、では藤田や谷口徹(44=賞金ランク2位)に競りかけるべき若手選手はどうしたのか? という物足りなさは、誰もが抱いたのではないでしょうか。

男子ツアーの低迷が、それらにあるなら、ここ数年、韓国勢にやられっ放しの女子ツアー同様、選手たちの“意識改革”-つまり、ただ漠然とゴルフをしているのではなく、何を目指すのか、どこに目標を置くのか、といった、さらに高みを目指す志向を喚起させることが重要課題となるのではないかと思います。

さて、来季をながめるとき、米ツアーに出向く選手が増えることも無視できません。

男子は石川遼が来季のシード権を得ており、いよいよ本格参戦へと向かいます。女子も上原彩子と有村智恵が、先に終了した米ツアーの来季出場権を懸けた最終予選会で上位に入り(上原3位、有村5位)ほぼ全試合の出場権を得ています。

また、これまで日米を転戦してきた上田桃子は、国内ツアーの来季の出場権を失ったことで、来季は米ツアーに専念することになり、気持ちの持ち方も変わってくるのではないか、と予測されます。

前段で「さらに高みを目指す志向を喚起させること」と書きましたが、それを米ツアー組に当てはめるのなら、ダメなら日本ツアーに戻れる、という、日本ツアーを“保険”とする甘い気持ちを持たないこと、つまり“退路を絶ってのチャレンジ”こそが、韓国勢に勝てない今の日本勢にとって最も大事なことなのではないかと思います。

例えば宮里美香は、JLPGA関係者の待望論に背を向けて、日本のプロテストを受けず、いきなり米国に挑みましたが、こうした志向、自分への厳しさこそが、やがては“強さ”につながってくるのではないでしょうか。

これにより、男子は石川という超目玉を国内ツアーに欠き、また女子も計5人の主力が米国常駐となりますが、彼&彼女たちが活躍すれば、それはそのまま、国内ツアーにも還元される、という目で見たいと思います。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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