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長谷川穂積が再起第2戦に求めるものは?

さてさて・・・プロボクシング界の話題は目下、大みそかに敢行される計5試合の世界戦に集中しています。

・・・が、その前に忘れてならないのが12月22日、兵庫・神戸市立中央体育館で自身、3階級目となるスーパーバンタム級戦に臨む元2階級制覇王者・長谷川穂積(32=真正)です。

ここに至るまでの経過をざっと振り返って見ましょう。

長谷川は10年4月30日、保持してきたWBC世界バンタム級王座の11度目の防衛戦(対WBO世界同級王者フェルナンド・モンティエル=メキシコ)で敗れ王座から陥落します。その後、WBC世界フェザー級王座を獲得して2階級制覇を達成しますが、11年4月8日、同級の初防衛戦(対ジョニー・ゴンザレス=メキシコ)で敗れ、無冠となりました。

その後、進退が注目される中、長谷川陣営は現役続行を表明。今年4月6日、WBCスペイン語圏フェザー級王者フェリベ・カルロス・フェリックス(メキシコ)と再起戦を行い、7回TKO勝ちを収めています。

以来、約8カ月ぶりとなる今回の再起第2戦は、アルツロ・サントス(メキシコ)とのスーパーバンタム級のノンタイトル10回戦です。

相手のサントスは、資料によると、08年北京五輪のメキシコ代表選手で大会終了後の09年にプロ転向。戦績の中には、長谷川を下したモンティエル戦で善戦、敗れたものの、1-2の小差判定負けとあって、侮れない相手と評価されています。

ドネアらがいる難関区への殴りこみ!

長谷川にとって“微妙な選択”が感じられるのは、ウエートの問題でしょうか。10度の防衛を重ねて無敵を誇ったバンタム級王者時代、長谷川にとっての最大の難関は体重でした。

バンタム級のリミット53・52キロを常に10キロ前後オーバー。飲まず食わずの減量は厳しく、試合のたびに悲壮感あふれるものを強いられたことは周知のことです。

同級の王座から陥落後、飛び級のフェザー級(リミット57・15キロ)を選択したのは、苦しい減量問題が背景にあったこととも、理由の一つだったと思います。事実、王座を奪取したファン・カルロス・ブルゴス(メキシコ)戦は、3・63キロのリミット増に心身、どれだけ救われたことか、ということを長谷川自身、口にしていたものでした。

しかし、その初防衛戦でゴンザレスの右一撃に沈んだ試合・・・印象に残るものに「体格差」がありました。ボクシングの階級には、上から体重を落としたもの、下から体重を上げたもの、がひしめき合いますが、同じフェザー級でも、ゴンザレスに対して長谷川は、下から飛び級で上がってきたものによる、体格的なハンデがあったように思われました。

その答えが、あるいは今回のフェザー級から1階級下のスーパーバンタム級(55・34キロ)を選択したことにあるのかもしれません。

いずれにしても、長谷川が現役を続行する以上、求められるものは世界王者としての復権です。年齢的にも厳しい道ですが、ファンの気持ちとしては、それしかあり得ない、といっても過言ではないでしょう。そして、このサントス戦はまた、世界前哨戦とも位置づけられ、勝てば来年にも・・・の青写真が描かれているのです。

とはいえ・・・です。この階級には、先に西岡利晃(帝拳=引退)を下したノニト・ドネア(フィリピン)がいて、WBA王者にギエルモ・リゴンドウ(キューバ)が、WBC王者にアブネル・マレス(メキシコ)が顔をそろえる超難関区です。

この階級を選択した長谷川陣営の野望は、果たしてどこに向けられるのでしょうか。それは12月22日、2012年締めくくりの試合の結果を待つしかありません。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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