「マスターズ」をにらむ序盤の戦い

早いものです。プロゴルフ界の2013年シーズンは、既にUSPGAツアーが開幕しており、1月10日(日本時間同11日)からは開幕第2戦となる「ソニーオープン in ハワイ」(米ハワイ州ホノルル=ワイアラエCC)の熱戦が展開されます。

JPGAツアーからは池田勇太、谷原秀人が、そして注目の“スーパーアマ”松山英樹(20=東北福祉大3年)がそれぞれ参戦、新たなシーズンをスタートさせます。

今季開幕戦となった「ヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズ」(米ハワイ州カパルア=ブランテーション・コース)は、悪天候に見舞われて大荒れとなりました。1月4日(現地時間)開幕が、順延また順延を強いられ、7日(同)に第1、第2ラウンドを、8日(同)に最終ラウンドを行う、計54ホールの勝負でようやく終了。ダスティン・ジョンソン(米国)が幸先のいい優勝を飾ったものの、選手たちは“中1日”の休養で~果たして休養といえるかどうか~第2戦に臨む強行スケジュールとなってしまいました。

そうして行われる「ソニーオープン in ハワイ」ですが、この大会の見所は何でしょうか。ゴルフ好きの方々は、昨年のこの大会を制したジョンソン・ワグナー(米国)を覚えていることと思います。

ワグナーは開幕前から「マスターズ切符」の獲得を目標に掲げて意気込み、気持ちも新たに口ひげを蓄えて参戦、見事に最終日、2打差を逆転して優勝(通算3勝目)を飾り、有限実行! のマスターズ出場を決めてしまったのです。

アマの松山、米進出の石川も視線の先に・・・

USPGAツアーから参戦の、今季のシード権を失った今田竜二の復権や、また日本勢の3選手、特に松山には「マスターズ」(今年は4月11日=現地時間=開幕)への思いが強く、ワグナーに続け! という気持ちが胸中に渦巻いているのではないかと思います。

松山は昨年まで、2年連続してマスターズに出場しましたが、今年は優勝者にマスターズ出場権が与えられる「アジア・パシィフィック・アマチュア選手権」(昨年11月に実施)で3連覇を逃し、出場権を得られないでいました。

米本土開催以前の序盤戦は例年、トッププロがまだ出場しない分、チャンスは誰にも与えられる、とされています。松山らが何かをやってのけてくれたとしたら、これは新年早々、ハワイ発の大朗報となることでしょう。

もうひとつ、今年のUSPGAツアーでの注目は、今季のシード権を獲得した石川遼の本格参戦でしょう。予定では第3戦となる「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」(1月17日=現地時間=開幕、米カリフォルニア州)が石川の初戦とされています。

石川にしても当面の目標は、マスターズ切符を手にすることでしょう。最新の世界ランクは75位。マスターズの出場権を得るには「50位以内」が必要ですが、転戦開始後の成り行きはどうなることでしょうか。

その一方、国内ツアーに目を転じると、石川が米国を主戦場とするなら、またまた落ち込んでしまうのでは? という、男子の人気面低下に対する懸念が生じています。

飛躍を期して海外に向かうスター選手と運営サイドの葛藤は、今に始まったことではなく、女子ツアーでいえば、岡本綾子の時代や宮里藍にもあったことですが、今の時代、野球やサッカーの例を持ち出すまでもなく、飛び出していく選手が活躍すれば、それはそのまま国内にも反映される、という長い目で見守ってあげることが大切なことかもしれません。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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