興味津々! 抗争勃発の予感!

2013年の女子プロゴルフ界は、国内(JLPGA)ツアーより一足先に、米国(USLPGA)ツアーが「ISPSハンダ・オーストラリア女子オープン」(来週2月14日初日、オーストラリア=ロイヤル・キャンベラGC)でシーズンの幕を開けます。

ちなみにJLPGAツアーの開幕戦は、例年通り「ダイキン・オーキッド・レディース」(3月8日初日=沖縄・琉球GC)となっています。

さて今年のUSLPGAツアーは、どんな展開になるでしょうか? ・・・と考えたとき、大きな“渦”として巻き起こりそうなのが、熾(し)烈な「国別対抗戦」ではないか、と予想されます。

米国を本拠地とするUSLPGAツアーが、当たり前のように米国人選手たちのものだった時代から、外国人勢では初となった岡本綾子の賞金女王、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン=引退)の出現、さらにロレーナ・オチョア(メキシコ=引退)の台頭、などによって、同ツアーが次第に「ワールド・ツアー化」し、それは昨今の韓国軍団を中心とするアジア勢の席捲(せっけん)で、その色をさらに濃くしています。

メンタル・ゲームのゴルフ・トーナメントにあっては、なかなか出来にくいのですが、プロの世界でその試合(ある意味“争い”)を面白くするもの、観(み)る側を楽しませるもの、は、そこに「抗争の図式」があることです。

例えば国内ツアーで00年から05年まで、不動裕理が6年連続して賞金女王の座を独占し“絶対女王”として君臨していたとき、03年にプロ転向を宣言して翌04年から国内ツアーに本格参戦した宮里藍が、果敢に競りかけてきました。宮里は04年、05年とも賞金ランク2位。最後まで不動をおびやかす健闘を演じています。

さて、新旧2人が、こうした熾烈な争いを繰り広げると、周囲にどんな影響を及ぼすでしょうか。

対立の構図が生む真剣勝負

中心に最強の不動が位置することは、それこそ“不動”です。それに競りかけるのが、宮里を旗頭に、私たちもやれば出来る! 宮里に追いつけ、追い越せ、を合言葉にグイグイと台頭し始めた若手軍団。となるとこれまで、不動の強さに半ば、あきらめが先行し、崖っ淵に追い込まれていたベテラン・中堅どころも発奮、意地を見せ始めます。

さあ、こうした「抗争の図式」が出来上がると、どうでしょう。ツアー界は一気に盛り上がり、活性化します。戦う選手たちには、この1打に懸ける明確な目的意識が生まれ、それが観る側にも伝わって緊迫感を与えます。

こうした、いってみれば“プロレス的”な構図、アングルのつくり方は、スポーツ紙の記者連中が得意とするところでもあるのですが、ツアー界も自然にそうした流れに乗り、どうしてどうして、捨てたものではありません。

実は冒頭に記した「国別対抗戦」勃発か! の予感は、こうした「抗争の図式」を期待したものです。

USLPGAツアーで今年、そうした戦いの可能性が出てきた根拠は、第1にこれまで、してやられ続けていた米国勢に力強い救世主が出現したからです。昨季、最多の4勝を挙げて賞金ランク3位に入った米国人選手ステイシー・ルイスの活躍。米国勢の反撃は、これを機に勢いが出そうな気配です。

第2は日本勢が総勢5人となったことです。これまでの宮里藍、宮里美香、上田桃子に加え、今年は上原彩子、有村智恵が加わりました。抗争の図式は、韓国勢を軸とするアジア勢と日本軍団、それに米国勢の巻き返し、欧州勢の競りかけ、となります。

開幕を前に今年も生中継に力を入れているWOWOWが、事前の番組で日本勢の今年にかける抱負を伝えていました。

宮里藍は、今年こそメジャー制覇を視野に入れながらも、大目標である年間最優秀選手賞(ロレックス・ポイントヘ)の獲得を狙います。宮里美香は、年間3勝をメドにやはり、メジャー制覇を目標に挙げていました。JLPGAツアーのシード権を失った上田は、背水の陣で復活を懸ける意気込みを話していました。これにルーキー・イヤーとなる上原と有村がどこまで頑張れるか、初勝利に届くか・・・。

ワールド・ツアー化したUSLPGAツアーは今年、こうした面で面白くなりそうな気配ですが、そうした中、日本勢の朗報が一日も早く、舞い込んでくることを期待したいものです。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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