“球春到来”ゴルフ界の今季のテーマは?

春一番→気温上昇! そして一気に春本番となりました。

とともに“球春到来!”です。・・・といっても野球ではなく、ゴルフのほうですが・・・。

JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアーの2013年シーズンが、いよいよ幕を開けました。3月8日に開幕した、恒例の沖縄での第1戦「ダイキン・オーキッド・レディース」(琉球GC)です。

昨年大会は、前年にプロテストに合格したばかりの新人・斉藤愛璃(あいり)が、3人プレーオフを制して優勝、ニュースターの誕生となりました。それまで2年連続して韓国勢に開幕戦優勝(10年アン・ソンジュ、11年朴仁紀)をさらわれていたこともあり、打倒・韓国勢! を果たした“平成世代”の初勝利は、大きな注目を集めたものでした。

開幕戦はやはり、そのシーズンの流れを占う、という意味で見逃せないものがあります。

昨年は、09年に初の賞金女王になった横峯さくらが、その座の奪回を宣言したものの、開幕戦で優勝を逃した(斉藤に2打差の5位)ことで、その後も優勝に見放され、痛恨の未勝利に終わり、賞金女王の座も3年連続して韓国勢に奪われる結果となってしまいました。

年間35大会、勝利数の内訳は、外国人勢が計20勝(韓国16、中国3、米国1)で日本勢が15勝。韓国に負けた日本勢は今年、巻き返せるだろうか? と問われたとき、やはり、外国人選手優位の流れは続くだろうね、と答えざるを得ません。

なぜなら-。

今年のJLPGAツアーは、昨年より1大会増の計36大会で行われます。賞金総額は、初めて30億円を突破して史上最高額の31億3600万円となっています。

異例の繁栄! それにともなう実力強化を

“アベノミクス”効果でこのところ、世は春の兆しを見せ始めているとはいえ、長引く不況にあってスポーツ界を取り巻く環境は、企業スポーツの衰退など、一様に厳しくなっており、それは米男女ツアーでも、国内男子ツアーでも、例外ではありません。そんな中、外国人選手が席巻(せっけん)する国内女子ツアーの盛況は、ある意味、異例とも言えるものでしょう。

すべては、女子ツアーに目を向けるスポンサーの理解あってのもの、ですが、そうした情勢を背景に今季、就任3年目を迎えた日本プロゴルフ協会・小林浩美会長は、シーズン全36大会中、全体の4分の1に当たる9大会で4日間競技を実施するという“実力強化路線”を敷くことになりました。つまり“魅せる”だけではなく“強さ”も養え! との要望です。

視線の先に、米国に飛び出したい若手選手の実力養成、あるいは16年リオデジャネイロ(ブラジル)五輪で採用されるゴルフ競技での活躍・・・などがあります。4日間競技は、競り合いの力、本当の実力、が問われます。海外の試合では、ほとんどが4日間競技で争われていることを考えれば、日本ツアーでも、もっと早くから行われていても良かったのではないか、と思います。

当面はやはり、それなりの力を持つ韓国勢の有利は、動かしがたいものがあるでしょう。それは承知の上。痛い思いをさせられても、日本人選手にさらなるレベルアップを求めたい小林会長には、日本ツアー全体の底上げ、という念願があるのだと思います。

韓国勢や中国勢にしても、これまで、日本ツアーをステップとして米ツアーに向かう、という段階を踏むケースが結構、多くありました。日本勢にしても、以前のように、エース選手の米国流出を阻止、国内にとどめたい、とする保守的な考えではなく、どんどん出て行って活躍してもらう、それが日本ツアーで頑張る選手へのまたとない刺激剤にもなり、ひいては底辺の拡大、ゴルフ人口の増加にもつながる、という考えです。

これは当面、ツアーを支えるスポンサー筋の意向に反するものになるかもしれませんが、長い目で見れば、繁栄に結びつくだろう、ということでしょう。

今季のJLPGAツアーは、そうした流れの中、秋までの熱戦が繰り広げられることになると思いますが、USLPGAツアーが既に「ワールド・ツアー」化しているように、JLPGAツアーも近い将来、アジア最強のツアー化すれば「世界vsアジア」の対立構図が生まれて“華麗なる戦い”はさらに面白くなるのではないでしょうか。
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プロフィール

佐藤 彰雄

Author:佐藤 彰雄
◆生年月日 
1944年(昭19)8月生まれ
◆出身 
神奈川県
◆プロフィール
スポーツニッポン新聞社在職中は運動部記者として大相撲、野球、ゴルフ、ボクシング、格闘技などを幅広く取材・執筆。
現在はフリーの立場でボクシングを中心に取材活動を続けている。
ゴルフのマスターズなど海外取材経験も豊富。

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